意中の彼女をデートへ誘うなら、程よく賑わいがある店を選びたい。

周りのムードが味方して会話が弾み、心の距離がぐっと縮まるはず!

今回は、言わずと知れたデートの定番エリアである恵比寿・広尾で、夜な夜な大人が集う活気あふれる店をピックアップ。

店内の雰囲気に身を委ねて楽しめば、今宵のデートは確実に成功するはずだ!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



▽INDEX

1.女性から圧倒的な支持率を誇る、デートの切り札!@広尾

2.著名人のファンも多いイタリアンのレジェンド@広尾

3.料理も酒も、ゲストの思うまま存分に楽しめる@恵比寿

4.本場イタリアさながらの料理とムードに心躍る@恵比寿


1.女性から圧倒的な支持率を誇る、デートの切り札!@広尾
『ヨシダハウス』


一軒家レストランは人の家に招かれたような温かみを感じられるが、『ヨシダハウス』はその好例だ。

明治通り沿いに立つ店の明かりが高揚のスイッチ。和やかな主人に迎えられたら、誰もがすぐに安堵する。



「店内の7〜8割が女性、という日もあります」と店主の吉田佑真さん。

女性人気が高い理由のひとつが気軽に使える価格帯であり、友人を誘いやすいから。

お酒込みの客単価は約7,000円。前菜は1,000円ちょっと、鴨のコンフィやステーキなどの主菜も2,000円台と、財布に優しい。

正統派フレンチでの経験が長い吉田さんが作るメニューのテーマは、“ふたりでシェアして楽しめる大皿料理”。

魚を知るため鮮魚店でも1年働いたシェフゆえ、カルパッチョは必食。

野菜やハーブが鮮やかに盛られヘルシーさもある魚料理は白ワインを誘い、序盤から気分は上々だ。



旬の野菜がふんだんに入った「魚介と野菜のメリメロサラダ」1,848円。

エビ、イカ、ホタテがのって食べ応え満点で、彩りも豊か。ドレッシングはフランボワーズビネガーを効かせた。



女性人気が抜群に高い「フルーツのサラダ」1,738円。

ブラータに生ハムは基本固定で、季節のフルーツがのる。写真は桃で、秋には洋梨やシャインマスカット版もあり。



自家製アンチョビとオリーブのソースが魚によく合う「昆布締め真鯛のカルパッチョ」2,420円。


暖かな光に包まれた一軒家のアットホームな雰囲気に心温まる


無垢の木を基調とした温もりのある空間と穏やかな接客も手伝い、友人宅で寛いでいるような気分になる。それこそ吉田さんが目指した店であり、だからハウスという言葉を店名につけた。

仕事終わりの人も来られるようにとLOは24時30分と遅く、ワインとチーズだけでもOK。

どこまでも懐が深いこのビストロは、多くのデート客でいつも賑わいを見せている。



小皿 748円〜、前菜 1,078円〜、主菜 2,178円〜(それぞれ2人前)と良心価格。

グラスワインは赤白ロゼが各3種ずつそろい、700円〜1,000円で気軽に飲める。



シェフの吉田さん(右)とサービス担当の小村絋仁さん(左)は、ともに食べ歩くのが好きだという。

そんな縁もあり、遅い時間帯は同業者の来店も多いそうだ。


最後の盛り上がりを担う絶品スイーツ


定番デザートは「ラム酒のプリン」715円。

ラム酒を飛ばしすぎずに作った大人のプリンで、昔ながらの硬めの口どけにも惹かれる。


〜注目!リアルな口コミ〜
女子率高い店内で気軽にワインが楽しめる


若い女性グループから、夫婦まで幅広い客層で賑わう。

カウンター席には、店員との会話とワインを楽しむ常連の姿もあった。


2.著名人のファンも多いイタリアンのレジェンド@広尾
『ラ・ビスボッチャ』


緑が生い茂る玄関からしてすでに異彩を放つ、存在そのものがイタリアというリストランテがある。

著名人のファンが多いことでも知られ、ゲストの歓声が今夜も店内に響く。



店内最奥の壁をびっしりと埋め尽くす、多くの記念写真が店の歴史を雄弁に物語る。イタリアの著名人も多く、俳優やテノール歌手、元サッカー選手などが笑顔で額に収まっている。

「ボナセーラ!」とスタッフの声が店内に響く。また新たな予約客が来たようだ。

『ラ・ビスボッチャ』の店内はかなり広く、100席を超えるが、みるみるうちに埋まっていく。


本場さながらの演出と豪快な料理で魅せる広尾の老舗


「大箱ですが、おかげさまで満席の日も多いです」とシェフの井上裕基さん。1993年の開店以来、東京イタリアンの成長とともに歩んできたレジェンド店である。

井上さんは新卒で入店して16年目になる古株のひとり。「聞いた話ですが」と断りつつ、今では信じられない開店当時のエピソードを教えてくれた。

「バブル真っ盛りだった当時、ウチに来たお客様のスーパーカーが外苑西通りにズラリと並んで壮観だったそうです(笑)」


変わらぬ逸品「パルミジャーノチーズのリゾット」


イタリア人だった初代をはじめ、多くのシェフを輩出してきた同店で、井上さんが先達から継承した流儀が、食材の持ち味を引き出すシンプルな調理。

「何を食べているかが明確であること。それはずっと、常に意識している」

その日に入荷した肉と野菜、魚を現物のままワゴンで客席へ運び、産地などを説明するプレゼンテーションはずっと行われてきた、名物ともいえるサービス。

客がスタッフと意思疎通を図って今夜のコースを組み立てるスタイルが当時は珍しく、選んだ食材が炭火で豪快に焼かれていく迫力もまた格別だったろう。

今もその臨場感は圧倒的で、だから、今夜もこうして賑わう。


素材本来の旨さが光るイタリアンを満喫!


満席の大箱はざわめいておりイタリア語も飛び交うが、その喧騒がデートには心地良く、異国にいるような錯覚に陥る。

日常を忘れさせる、この高揚感こそ最大の魅力。

令和になった今も、ふたりを虜にする魔力が『ラ・ビスボッチャ』にはしっかり根付いている。


迷ったら聞いてほしい!料理を引き立てるお酒 Best3


シニアソムリエの酒見嘉亮さん曰く、「王道もこだわりの生産者もそろう」。

王道なら「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」は肉にピッタリ。

こだわりの白は「アルネイス ブランジェ 2020」で、泡ならフランチャコルタ「カ・デル・ボスコ キュヴェ プレステージ」が爽快。グラス 1,500円〜。


〜注目!リアルな口コミ〜
ゲストを魅了し続ける衰え知らずのイタリアン


平日のディナーでも老若男女問わず大盛況。

満席時に、ウエイティングバーから見るダイニングの光景はやはり圧巻です!


3.料理も酒も、ゲストの思うまま存分に楽しめる@恵比寿
『ta.bacco』


人気店の姉妹店はオープン直後から大賑わいだが、『ta.bacco』も例外ではない。

さすが、『リ・カーリカ』の新店はユニークかつ上質。店の人にすべてを委ね、料理もワインも心ゆくまで楽しみたい。


殺風景な入り口と洒落た店内のギャップに、入店早々心掴まれる!


仕事終わり、猥雑な雑居ビルの階段をお洒落な女性が上っていく。

目指す2階の『ta.bacco』は、外観からは想像がつかない洗練空間。橙色の珍しい“P”字型カウンターの存在感は圧巻で、その後ろはワイン片手にスタンディングで語らう客たち。

似た場所のない内装だが、料理の提供スタイルも独特だ。

メニューは存在しない。最初に軽いカウンセリングのように当日の状況を聞き、客の雰囲気にも合わせ小皿料理とワインを提供していく。

ストップをかけるまで出る焼き鳥店にも似ていて、終了を伝えるまでワインも料理も自動的に差し出される。



価格の目安は、7品とワイン7杯で1万円〜1万5,000円。食事のテーマは「イタリアのナチュラルワインのための料理」と明確だ。

例えば「豚のなれ鮨のニョッキ」には、フリウリ地方の発酵感が強い白を合わせる。その風味が舌に残るなれ鮨の乳酸発酵に重なれば、相乗効果に少しのけぞってしまう。

そんな面白く新しい体験を共有すれば、ふたりにとって思い出深き夜となるだろう。


約25品の料理から“今日のちょうどいい感じ”だけ楽しめる!


少食だけどしっかりワインを楽しみたい……そんな時には、全7品&7杯を!



赤ワインビネガーとマルサラ酒のソースをかけた「とうもろこしのパンナコッタ」には、ラツィオの「ビアンコ デ コッチォ 2020 レ コステ」。

ブドウを収穫後にテラコッタ製のタンクで果皮とともに2週間発酵させたワインは調和に優れ、素朴な野菜の甘さと合いやすい。



無農薬の藁を使い瞬間燻製をかけた三重県産鰹に合わせるのは、シチリアの「ススカール ロザート 2020 フランク コーネリッセン」。

黒ブドウと白ブドウを混醸して造るロゼで、ジューシーでいて優しい酸味を感じられる。

鰹に添えられたハラペーニョソースとも合う。



「発酵ポルチーニのスープ」には、ヴェネト州の「ピーコ ラ ビアンカーラ」。

完熟した果実の豊かさと複雑みを備えたワインで、乳酸発酵させた野菜などさまざまな食材が混じり合う滋味深いスープのあとに飲むと、いっそう美味しく感じる。



「広島県安芸高田市の鹿レバーカツ」には、ピエモンテの「ロッソ デル ノーチェ 2 トリンケーロ」。

ワイン自体にレバーのニュアンスがありクセもやや強いが、カツのソースが乳酸発酵させた野菜や豆鼓を入れたカレーなので、個性派ワインも調味料のようになじむ。



「豚のなれ鮨のニョッキ」には、フリウリ地方を代表とする造り手の「ビアンコ ダリオ プリンチッチ」を。

ラディコンの同級生であり親友という元卸業者がワイナリーを立ち上げ、人気になった。

このワインの発酵感が、無農薬玄米や蝦夷豚を乳酸発酵させたソースとマッチ。



北海道・福田農園の「王様椎茸のソテー」には、バローロの造り手が若い樹齢のブドウ6種を混醸した「ランゲ ロッソ G.D.ヴァイラ」。

濃厚なアワビの肝バターソースにも対応する熟成感があり、それでいて甘いフルーツの香りもあるので、食後感が軽くなる。



冬眠あけの熊のラグーをかけた「手打ちタヤリン」には、トスカーナの希少ワイン「マッサ・ヴェッキア ラ クエルチョーラ 2017」。

土のニュアンスやふんだんな旨みを感じるサンジョヴェーゼで、舌に残る熊の脂とともに飲めば凝縮感をより鮮明に感じられる。


2軒目利用ならスタンディングで!


2軒目利用時に提供される盛り合わせの一例。1,500円〜。

右回りに、北海道村上農場の3種類のお豆、筑波の『ヴィアザビオ』のシトラスブルー(チーズ)、サンマの赤ワイン煮、山形『ひつじや』のいぶりがっこ。


最後の盛り上がりを担う絶品スイーツ


スイーツを提供しないため、デザートワインを頼む客が多い。

写真は黒蜜のような熟成感のあるトスカーナの「パーチナ」1,000円。


〜注目!リアルな口コミ〜
老若男女問わずワイン好きが集まる!


若めの女性客が5割ほどだったが、年配の夫婦や、ひとり客の姿もあり、客層はさまざま。

スタンディングで席を待つ人もちらほら。


4.本場イタリアさながらの料理とムードに心躍る@恵比寿
『イル・ボッカローネ』


バブルとともに勃興した東京イタリアンだが、その当時からスタイルを変えず営まれるトラットリアがここ。

本場と同じ豪快な料理、快活なサービスはもちろん、賑わいも往時のままで驚く。



勤続24年のイタリア人スタッフ、イッバ・マッシモさんが扉を開け、「ようこそ!」と陽気な笑顔で出迎える。

まだ開店直後というのに続々と女性のグループ、孫もいるファミリー、男女のペアが何組も店内に吸い込まれていく。中には、マッシモさんとハグする常連と思しきマダムの姿も。

「週末は特にすごいよ(笑)」とウィンクする。今夜もあっという間に満席だ。



『イル・ボッカローネ』は、平成元年(1989年)に誕生したイタリアンである。

当時はバブルの最盛期で、イタリアンといえばリストランテ。ドレスアップして行くのが当たり前で、まだトラットリアという言葉すら一般的ではなかった。

その時代に、このサービスはさぞや衝撃的だったろう。もちろん、料理も新しかった。

フィレンツェ名物の郷土料理として調理法もそのままに、日本で初めて紹介した「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(国産Tボーンステーキ)」はその代表。

ライブ感あふれる調理は、今も感動を覚えるほどの迫力だ。


変わらぬ逸品「国産Tボーンステーキ」


まず、肉塊に糸ノコを入れるところから作業はスタートする。

切り出したら店内で赤々と燃える炭の石釜へ。豪快な火柱が立ち上り、一気に香ばしい匂いが立ち込める。

仕上がりも圧巻。肉汁が滴って艶やかな、その断面に食欲が刺激される。

かぶりつけば、にじみ出す力強い旨み。肉を食らっているという、原始的な喜びで体が満たされていく。

本能に訴えるこの美味しさこそ、イタリアンの本質。

「ボーノですか!?」見計らったように現れるマッシモさんの立ち居振る舞いも、実にイタリア的で楽しくなる。

こうした現地と同じ快活なサービスと本物の料理を武器に、『イル・ボッカローネ』は東京の夜を変え、今も圧倒的な支持を集めるのだ。

今年で34年目。風格が増した店内は何も手を加えておらず、外観も開店当時のままだという。

ここまで来るともはや奇跡としか思えないが、あれこれ考えず今もすべてを委ね、本能で楽しめば、往時と変わらぬ熱狂が味わえる。


迷ったら聞いてほしい!料理を引き立てるお酒 Best3


笑顔が素敵なマッシモさんは、サルディーニャ島出身のサービスリーダー。彼にゆかりのあるワインも多くそろえる。

この日はサルディーニャで一般的な白「ヴェルメンティーノ」と赤「カンノナウ」を用意。

泡ならフランチャコルタ「ロ・スパルヴィエレ」がオススメだ。グラス 990円〜。


〜注目!リアルな口コミ〜
開店以来の空気感や賑わいは当時のまま!


訪れるのは大学生ぶり。当日店内は満席だったためテラス席へ。

変わらぬ活気に、タイムスリップしたような錯覚を覚えた。



恵比寿・広尾界隈を知り尽くした大人が行きつけにしている名店たち。

「仕事終わり寄ってく?」と、気軽に夜のデートへ彼女を誘い出してみては?


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