大人デートには、横並びで自然と会話が弾むカウンターレストランがおすすめ。

中でも、完成度の高い料理を出来立てで楽しめるイタリアンは最適だ。

恋人との距離を近づける、肩肘張らないデートにぴったりな港区の名店を紹介する!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。


▽INDEX

1.炭火で焼き上げられる、艶やか肉イタリアン!@白金台

2.仕上げはカウンターの目の前で!切りたて生ハムが絶品@西麻布


1.炭火で焼き上げられる、艶やか肉イタリアン!@白金台
『三和』


中目黒の隠れ家イタリアンを一躍、スターダムへと押し上げた肉焼きの名手が独立。

白金台の閑静な住宅街のなか、多種多様な肉料理を軸にした変則のおまかせコースで、肉好きたちを大いに驚かせている。


一軒家と低層マンションが立ち並ぶ路地裏で過ごす密やかな夜


中目黒の人気“肉イタリアン”にて、オープンからシェフとして腕を振るった渡邉大祐さん。独立を果たしたのはちょうど1年前。

プラチナ通りから一本入った路地裏で、住宅に紛れるように立つビルにひっそりと『三和』は誕生した。

店へと続く螺旋階段を下りれば、そこはシックな大人の空間。

カウンター越しに焼き上げられていく肉塊を見ながらの臨場感には、ふたりの会話も弾むに違いない。



5種の肉メニューからメインを選べる幸せ!


料理は1万4,520円のコースのみだが、肉とパスタはプリフィックススタイル。

なんと常時5種類がそろう肉料理からお好みで選べることも、肉好きにはうれしい誤算だろう。



「鳥取県 田村牛 イチボ」。

「赤身とサシのバランスが絶妙で、霜降り過ぎないところがいい」イチボを、表面と中のコントラストを意識しながら焼いている。コース料金に+1,800円。



「淡路島 猪豚 肩ロース」。

猪と特徴の異なる3種の豚を掛け合わせた四元豚。肉質がきめ細かく、脂の甘さと融点の低さが持ち味だ。

しっかり焼いた豚肉は、噛むほどに旨みがあふれる。



「北海道 松野さんのエゾ鹿」。

北海道・釧路の猟師、松野 穣さんが仕留めた蝦夷鹿を使用。

「仕留めた後の下処理が良いからなのでしょう。肉質がしっとりしていて他とは全然違うんです」



「オーストラリア オーガニック 骨付きラム」。

骨付きラムは、脂をしっかり焼き切る要領でワイルドに焼き上げる。ローズマリーの香りが、炭火の薫香とともに肉の旨みを引き立てる。コース料金に+500円。



牛、豚、ジビエとランダムに入るオーダーを、巧みに焼き分ける渡邉さんの手腕にも驚かされる。

「焼きに関しては近火の強火が基本。肉や部位によって、時折遠火にしたり、火から外したりと休ませながら、乾操しないよう焼き上げている」。

そのタイミングはまさに熟練の技で、肉焼きの理想形に出合える一軒なのだ。



カウンター内の炭台で、5種類の肉に次々と火を入れていく渡邉さん。

「“カンテサンス”岸田周三シェフの焼きの手法を見て、肉を焼く面白さに目覚めた」そうだ。


パスタは8種類の中から選べる!


貝からとった出汁をベースに、イタリア産のからすみをたっぷりと振りかけた「カラスミのスパゲッティ」。コース料金に+1,000円。


2.仕上げはカウンターの目の前で!切りたて生ハムが絶品@西麻布
『Merachi』


臨場感抜群のカウンターは親密なデートに最適だが、『Merachi(メラキ)』はコースに巧みに組み込んだプレゼンテーションで話題のイタリアン。

五感が常に刺激され、ムードもぐっと高まる。


西麻布の“4たて”イタリアンで味わうカウンターの醍醐味


驚きのプレゼンはアミューズから。

「秋の黒トリュフです」と、オーナーシェフの杉本功輔さんが削りかければ、あっという間に妖艶な香りが店内に充満する。

全10品のおまかせコース1万3,000円は、最後までこんな調子で楽しくなる。


官能的な芳香と香ばしさに食欲中枢が刺激される


削りたてポテトチップス。

小鉢に盛ったチップスの上にまずトリュフ入りのチーズを振りかけ、次に現物の黒トリュフをスライス。途端に秋の芳醇な香りが立ち込める。



シャドークィーン、ノーザンルビー、インカのめざめの3品種を揚げた「ジャガイモチップス」。

定番のアミューズで、時季によりトッピングは変わる。



切りたて生ハム。

エアリーな食感を楽しむため、摩擦熱にも配慮して極薄に切り出す専用スライサーを設置。手動で重厚に動くマシンを眺めているだけで楽しい。



物腰柔らかい杉本さんは、銀座『FARO』をはじめ、国内外の最先端レストランを経験した凄腕だが、独立前に知見を深めるべく入店したワインバーでカウンターの魅力に開眼。

接客しながら料理を作る今のスタイルにたどり着いた。

イタリアの郷土料理に敬意を払いつつ、独自の工夫を施すのが『Merachi』流。



焼きたてフォカッチャ。

パンは毎日焼きたてが出せるよう、ゲストの来店時間から逆算して準備。焼き上がりは即座にカウンターに持ち込まれ、芳ばしい香りが立ち上る。



和食の技を応用したブロードなど、味わいにもさりげなく個性を忍ばせるが、調理の一端を目の前でプレゼンすることで、他にない面白さも提案している。

コースのハイライトといえるのが、手打ちパスタ。「打ちたては食感が均一になる」。

プレゼンは楽しいばかりか、美味しさまでアップする効果があった。ふたりがやみつきになるのも道理である。



打ちたてパスタ。

パスタは成形する様子を間近で。この日はショートパスタ、カヴァテッリ。ひと塊の生地から切って伸ばして、また切って、整えていく。



打ちたてのもっちり食感が魅力の「カヴァテッリ マダコのラグー」。

ソースとよく絡み、仕上げに振ったカリカリのパン粉もいいアクセントに。


ワインはセラーから自分でも選べる!


店内奥のセラーに約500本をストック。

産地や品種、味わいを記したタグがボトルにつき、それを参考に好みで取り出すこともできる。5,000円〜。



バーのように重厚な一枚板のカウンターは国産ケヤキ。

オープンキッチンを目前に臨むカウンターは9席で、21時以降はアラカルトも楽しめる。



大人デートにぴったりの、臨場感抜群のカウンターでいただくイタリアン。

恋人と肩を寄せ合って、美味しく素敵な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。


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