TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。8月4日(木)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、深刻化している“小中高の教員不足”について取り上げました。

◆深刻な教員不足、子どもの学びにも影響が!?

全日本教職員組合は、病気による休職や産休・育休などで生じた欠員が埋められない「教員不足」の調査結果を公表。調査ができた19の都道府県と4つの政令指定都市の公立の小中高校と特別支援学校で、5月1日時点で少なくとも1,020人の不足を確認したということです。

学校別では、小学校が587人、中学校が240人、高校が76人などとなっており、全日本教職員組合は「子どもの学びに深刻な影響が出ている」として、国に改善を求めるということです。

この問題に対し、microverse株式会社 CEOの渋谷啓太さんは「教育は、未来を作っていくところで一番重要」と懸念し、改善策として民間の活用を促します。そうなると教員免許の問題もありますが、「不足する人数をすぐに補うことができないのであれば、得意分野に応じた民間のサポート、連携の緩和を国が主導してやるべき」と訴えます。

一方、アフリカの紛争問題を研究する東大院生の阿部将貴さんは「ホワイト化だけでは教員は増えない」と主張。

教職の平均残業時間は3時間、世間ではブラックだと叫ばれ「ホワイト化すればいいという議論があるが、それだけでは足りない」、「必要なのは給料」と明言。「教員は『給特法』で残業代は時間別で払われないものの、給料に4%上乗せされ、だからこそ残業が求められるが、これではやりたいと思う意欲は湧かない」と問題点を挙げ、「労働環境と給料、両方を変えてこそ、この問題は解決すると思う」と要望します。

キャスターの田中陽南は、親の関わり方に言及。「学校の行事や授業など、親が担えるものもあるのかなと思う」と話します。

タレントで起業家の加藤ジーナさんは「そもそも(教員の)人数が少ないと思う」、「いろいろな問題でお休みされる教員がいることを考慮していないのではないか」と指摘。

「例えば、5人でできる仕事だから5人いれば良いという問題ではなく、休むということを前提に普段から7〜8人で仕事をするべきなのに、そこを考慮していない」と言い、「教員試験はどこの都道府県でも倍率1倍を超えている。誰でもいいから教員になればいいという問題ではなく、試験はあって然るものだが、そもそも人数設定がおかしいのでは」と根本からの改善を望みます。

また阿部さんは、教員の採用状況に関して、就活生から見た問題点を示唆。それは教員採用試験の時期。

阿部さんは「4月に内定が出ている会社があるのに教員採用試験は6月と遅い。6月まで待ってようやく試験が受けられるようでは、就活生の優先順位も上がらない。そうした部分の改革も同時に行うと教員も増えていくと思う」と語ります。

総じて、キャスターの堀潤は「子どもたちの分野にこそ財源を確保して投資すべき。文科省には頑張ってほしい」と期待していました。

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