TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。6月13日(月)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、東京都・江戸川区で24世帯に1人いるとされる“ひきこもりの実態”について取り上げました。

◆江戸川区ではひきこもりが24世帯に1人

東京都・江戸川区が15歳以上を対象に行った全世帯調査で、ひきこもり状態の人は少なくとも7,919人にのぼり、24世帯のうち1世帯が該当することがわかりました。

年代別の内訳では40代が17.1%で最多。続いて、50代の16.6%となっています。また、20歳未満は「仲間づくり」、40〜50代は「就労関係」など、年代によって求めているものが異なることが判明。江戸川区の斉藤区長は「当事者の顔が見え、やっと個別対応に着手できる」としています。

孤立対策の専門家でもあるNPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんは、まず自治体がこうした調査を行ったことを「全体を把握していく上では重要」と高く評価しつつ、2つの問題点を示唆。

ひとつは「支援者不足」。民生委員や児童委員はいるものの「東京の場合はあまり機能していない」と指摘。高齢化が進むなかでも、しっかりと支援者を確保することを望みます。

そして、もうひとつが「ひきこもりの定義」。現在、厚生労働省の規定では原則6ヵ月以上となっていますが、大空さんは「6ヵ月経っていないから大丈夫かといえばそうではない」と危惧。期間撤廃を含む、再定義の必要性を主張します。

定義に関しては、臨床心理士のみたらし加奈さんも懸念。現状、精神疾患がないと思われる状態をひきこもりと定義していますが、ひきこもりの方が統合失調症やうつ病と診断されることもあると実情に触れ、みたらしさんも「この定義はもう一度見直したほうがいい」と見解を示します。

またキャスターの堀潤は、40歳前後の氷河期世代のひきこもりと若年層のひきこもりでは対応策も違うと疑問視。

これに大空さんは「氷河期世代に対してのひきこもり支援は、“就労支援”」と言い、その上で「例えば、これまで基本的には対面原則で、オンライン・リモートでできる仕事はあまりなかったから、まずはそこから始めてみるような段階があってもいいと思う」と今後の対応を提案します。

実際、イギリスではひきこもり支援として、まずは部屋のドアを開け、次に廊下のドア、次に家のドア、次に門と段階的に克服していく方法があることを挙げ、日本でもそうしたことを参考にしながら「段階的な支援が必要」と訴えていました。

※この番組の記事一覧を見る <番組概要>番組名:堀潤モーニングFLAG放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/番組Twitter:@morning_flag