TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。5月11日(火)放送の「フラトピ!」では、コロナ後の“旅行”について深掘りしました。

◆世界に広がるトラベルバブルとは?

いまだ見えない新型コロナウイルス感染の収束。旅行はまだまだ我慢の日々が続いていますが、いつか行けるようになったときに備え、この日は最新の旅行事情を解説。

旅行に関するさまざまなサービスを手がけるスペシャリスト、旅行ビジネスの専門家でNewsPicksのプロピッカー・加藤史子さんによると、世界では今、“トラベルバブル”という言葉が広がっていると言います。“バブル”というと、日本人の多くは「バブル経済」を想起し、泡のように弾けるイメージを抱きがちですが、これは「十分な感染対策が講じられている国同士が、安全・安心に泡(バブル)のように囲まれた場所を隔離措置なしに自由に行き来できること」と解説します。

現在、アメリカと一部の欧州諸国ではワクチンの接種が進み、コロナ感染者・死亡者ともに激減傾向にあり、今夏より行き来を再会する地域も。例えば、オーストラリアとニュージーランドはすでに4月から開始。感染が抑制されているシンガポールも香港との行き来を調整していると加藤さん。

◆ニューヨークではワクチン・ツーリズム開始!

一方、アメリカ・ニューヨークでは、「ワクチン・ツーリズム」という大胆な試みが数日前に報道されましたが、発表時は検討段階だったものが早々にスタートさせることが決定。これは、観光客に無料でワクチンを接種してあげるという試みで、加藤さんは「それによりワクチンが旅行のインセンティブにもなるし、迎える側、来る側にしても安心して旅行ができる」とメリットを挙げます。

現在、対象はアメリカ国内からの旅行者に限られているそうですが、加藤さんは「いずれ海外からの旅行者にも開かれていくのではないか」と示唆します。

東京大学大学院卒の俳優・森田舜さんは、「日本はなぜこの第一線に乗れなかったのか、歯痒い気持ち」と素直な気持ちを述べ、さらにはニューヨークの迅速な行動に対して「数日前に検討を始め、すぐにオーケーが出るスピード感、これは絶対に日本では無理だろうなというのが悲しい限り」と嘆きます。

ただ、ワクチン・ツーリズムには課題もあり、それは「できる国が限られていること」。現状、ワクチンは生産国や買える国に偏っており、発展途上国には行き渡っていません。加藤さんは、「全世界的にはまだ行き渡っていないのに、ある国は観光客に打つというのは批判があるところ」と危惧します。

現在は、製薬会社がワクチンの特許・権利を放棄し世界に伝わるようにしようという声や、さらにその際、製薬会社にどの程度の補填が必要なのかなどの議論が始まっています。バイデン政権はワクチンの特許権放棄を支持しているものの、ヨーロッパ諸国からは反発の声が上がっていることについて、森田さんは「その対立で、スピード感が遅くなりそう」と案じていました。

※この番組の記事一覧を見る <番組概要>番組名:堀潤モーニングFLAG放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/番組Twitter:@morning_flag