TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。3月16日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、了徳寺大学 客員教授の網屋信介さんが“新型コロナの経済影響”について述べました。

◆新型コロナで経済大打撃…各国の対応は?

3月13日の東京株式市場は、前日のダウ工業株30種平均が過去最大の下げ幅を記録した流れを引き継ぎ、取引開始直後から売りが殺到。新型コロナウイルスの感染拡大による市場の混乱が続いています。

日本はもとよりアメリカやドイツでも株価を大きく下げ、現在は各国で経済対策が打ち出されています。アメリカでは緊急利下げを実施、さらに巨額の財政出動を行う予定です。一方、ドイツは無期限・上限なしの金融支援を行い、「今までずっと赤字国債を出してこなかったものの、赤字国債もやむを得ずと言っている。これは結構メッセージ効果を狙っている」と網屋さん。

イギリスも4兆円強の財政支援に金利引き下げ。香港は18歳以上の市民全員に14万円を支給するとともに法人税と所得税を一定額までゼロに。シンガポールでは減税に加え、国民全員に給与の8%を3ヵ月間支給すると打ち出しています。

◆日本がとるべき経済対策は?

日本はと言うと、安倍首相が3月14日に会見を行いましたが、「具体的なものはなかった」と網屋さん。日本はマイナス金利の上に赤字国債だらけで、それだけに「金融政策に手詰まり感があった」と言います。

また、安倍首相は会見で2020年の予算編成後、4月に対策をとりまとめるとしていますが、網屋さんは「それではちょっと遅い。その前に補正(予算)でドンとやらないと」と不安を募らせます。

さらに、網屋さんは行動を起こす前に「メッセージ効果が必要。要するにやる気を示すこと」と主張。政府は消費税減税や低所得者への直接給付、ポイント還元の拡充・延長などを示唆しているものの、減税は法案を通すのに時間がかかるだけに30兆円規模の経済対策の必要性を説き、「具体的にどうするかと言えば、現金を配るという話が主体」と言います。

そこでMCの堀潤が、企業と個人への手当はどのようにするべきか問うと、「両方やったほうがいい」と網屋さん。ただ、最も大事なことは「雇用継続」と述べ、「日本の求人倍率が上がった背景は派遣社員が増えたことで、それを切られるとキツい。派遣社員を含め、雇用を守るために国はお金を出し、サポートしますというメッセージが一番大きい」と力説。

さらに堀から雇用継続のための具体策を求められると、「雇用を継続したところにはお金を出す。お金は借りたら返さないといけないから」と補助金の有用性を訴え、「金額的には20兆、30兆円ぐらい出さないと、小出しにしても効果はない」と話していました。

番組では、視聴者に「新型コロナの経済危機、政府にどんな対策を期待しますか?」というテーマで生投票を実施。結果は以下の通りです。

◆新型コロナウイルスによる経済危機、政府にどんな対策を期待しますか?現金直接給付……681票ポイント還元の拡張・延長……252票消費税減税……1,254票その他……345票

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<番組概要>番組名:モーニングCROSS放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜7:59 「エムキャス」でも同時配信レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/番組Twitter:@morning_cross