TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。11月12日(金)放送の「ニュースFLASH」では、“Go To トラベルの再開”について意見を交わしました。

◆Go To トラベル、再開に向けて検討

「Go To トラベル」について、政府は2022年2月頃の再開に向けて検討していることがわかりました。再開にあたっては、ワクチンの接種証明や陰性証明を提示する「ワクチン・検査パッケージ」の導入などが検討されており、政府は飲み薬の実用化など感染対策の進展を重視して再開時期を決める方針です。観光業界や自治体は年内の再開を求めていましたが、第六波への懸念もあり、政府関係者は「感染が再拡大すれば、再開がずれ込む事態も考えられる」と慎重な姿勢を見せています。

生理への理解を広げる団体「#みんなの生理」共同代表の谷口歩実さんは、観光業界が再開を熱望していることを理解しつつ、「そもそも再開を待つほど追い詰められるような状況を作らないことが大事。なぜ以前から現金補助という形で補助できなかったのか」と疑問を呈します。

これに対しキャスターの堀潤は、商工業者、特に飲食店業界の構造的な問題に言及。彼らは政治に対してロビー活動できる強い団体・組織がなく、「政治と現場の接続のあり方も課題」と案じると、谷口さんも納得。そして「連帯できる素地を平常時から作っていくことが大事」と今後の状況改善を望みます。

◆Go To トラベル再開について、世論は?

共同通信によるGo To トラベル再開に関する世論調査では、「賛成」が51.1%で「反対」が45.1%。

作家で起業家の小幡和輝さんは、今のうちに万が一の場合の体制作りをしておくべきとしつつもGo To トラベル再開には賛成の意を示し、「これが(関連業界の)再起のきっかけになれば」と期待を寄せます。

かたやキャスターの田中陽南は「賛成したい気持ちもありつつ心配。どちらの気持ちもわかる」と複雑な心境を明かします。

一方、谷口さんは、Go To トラベルで配布されるクーポンの利用先が地元企業だけでなく大手企業も含まれていることに疑念を抱き、「本当にGoToトラベルが各地方の一番脆弱な立場に置かれている人たちにとって最適なのか」と不信感を露わに。ただ、そうした部分には政治との綱引きがあったり、発言力や政治力があるとスポットが当たりやすかったりといった側面に触れつつ、堀は「声の上げ方ももっとイノベーティブになれば」と語ります。

では、どうすればいいのか。小幡さんは、SNSの活用を挙げ「(先の選挙でも)政治家が“聞く”ということを意識されていた。だから、まずは直接届けられるところ、地元の国会議員などに届けてみては」と提案します。

すると、「#みんなの生理」でこれまで政治的な発言を多数行ってきた谷口さんは、政治プラットフォーム「PoliPoli」を活用して国会議員に繋がった経験を挙げ、「デジタルの力をこういうときに活用することは有効」と小幡さんの意見を後押しします。

番組Twitterには、「国に求めるよりも自治体単位で求めたほうが早い」という意見も寄せられるなか、谷口さんは「自治体でやってもらうのが一番早いと思うが、自治体だけでは予算などの問題があるので国のサポートもほしい。理想的には双方に迅速に動いてほしい」と谷口さん。ただ、これまで国と自治体の間に入ってさまざまな取材をしてきた堀は、双方が動く場合には往々にして見合ってしまうところを散々見てきたそうで、谷口さんも同様の経験が多々あると吐露。

一方、小幡さんはユーザー側の視点から「自治体ごとに申請の方法が違ったり、内容が変わるとすごく使いづらくなる」と指摘し、「制度は使われないと意味がない。自治体というよりは、国で一括管理して使いやすいように全国で統一してもらったほうがいい」と自身の見解を示します。

実際、田中も「ワクチン(取材)のときにそれは感じました。自治体によってばらつきがあった」と振り返り、「お互いに吸い上げて、使うようなシステムがあるといいと思う」と率直な感想を口にしました。

※この番組の記事一覧を見る <番組概要>番組名:堀潤モーニングFLAG放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/番組Twitter:@morning_flag