TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。8月29日(月)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、ひとり親世帯の9割が“生活苦”となっているニュースを取り上げました。

◆ひとり親世帯を苦しめる“食費”の高騰

ひとり親世帯を支援する一般社団法人が今年6月に行った調査で、対象とした全国663のひとり親世帯のうち9割以上が「物価の高騰による生活苦を感じている」ことがわかりました。

調査では「何の物価が上がったと感じるか?」という質問に対し、9割以上が「食費」と回答。

「タマネギが高いのでカレーに入れられない」、「自分は食べずに子どもを優先して食べさせる」といった声がありました。

また、所得の低い子育て世代を対象に、国が6月から支給している給付金5万円の使い道については、「生活費・返済などに使う」が約7割と最も多くなりました。

◆調査結果から読み取れることと課題は?

NPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんは、この調査に対し「これは低所得のひとり親世帯を対象にした調査であり、ひとり親世帯を対象にしたものではない。“低所得の”というバイアスがかかっているものであることをまずは言っておかなければいけない」と注意を促しつつ、今回の調査結果で注目すべき部分として、支援方法に関して9割以上の人が「現金給付」を求めていることを挙げます。

前述の通り、今年6月に低所得の子育て世帯に子ども1人につき5万円が給付されましたが、大空さんは「現金給付は本来、所得制限なしで行うべきもの」と主張。なぜなら、日本は収入を得ている人は楽をしているようなイメージが強いものの、そうではなく、「収入を得ている人は、子育ての時間などさまざまなことを犠牲にしてその収入を得ている。そのため、そういう人たちも含めて給付をしていくという考え方が必要なのでは」と訴えます。

株式会社POTETO Media代表取締役の古井康介さんは、「物価高騰や子育てに関わるものは、所得が高い人も低い人も同じなので、そこは所得制限を撤廃してやっていくべき」と大空さんに同意しつつも、一方で「本当に苦しいときに、お金が1円でも欲しいという気持ちに応えてあげたいとも思う」と生活苦に思い悩む方々を慮ります。

臨床心理士のみたらし加奈さんも所得制限の撤廃には賛同するととともに、「食費が最初に削られていくところだと思うが、食事は体も心も作っていく大事なものなので、命を繋いでいく政策をもっと議論しないといけない」と新たな支援を切望。

キャスターの堀潤は、家庭で余っている食べ物をまとめて寄付し、支援が必要な方に届ける「フードドライブ」という取り組みを紹介し、これらの活動が広がってさらに知られていくと良いと願っていました。

※この番組の記事一覧を見る <番組概要>番組名:堀潤モーニングFLAG放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/番組Twitter:@morning_flag