TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月〜金曜7:00〜)。「フラトピ!」のコーナーでは、Z世代による格安の“訳ありサービス”をキャスターの田中陽南が取材しました。

◆黒トリュフ&神戸牛のハンバーガーが990円の理由

今、高価な商品が格安になる“訳ありサービス”が続々登場しています。

そのひとつが東京都・中目黒にあるハンバーガー店。店先には開店前から大行列ができていますが、利用者のお目当ては神戸牛を使用し、黒トリュフがふんだんに振りかけられたハンバーガー「神戸牛“GENKAI”チーズバーガー」。なんとその価格は990円。これには田中も「本当ですか! いいんですか?」と目を丸くします。

なぜこんなに安価なのか、その秘密は「学校の授業の一環だから」。このハンバーガー店は料理の専門学校「レコールバンタン」が運営し、スタッフは全員Z世代の学生。

あくまで学生に経験の場を与えるために作ったお店なので、人件費や家賃、光熱費を価格に上乗せせず、ほぼ原価で提供しています。

990円の「神戸牛“GENKAI”チーズバーガー」は、一般的な店舗で販売すると3,270円程度になるのだとか。この専門学校では、知識だけを学んでも実際に現場に行くと活かされないことが多いので、学校での学びと現場を繋ぐ役割が大事であるという思いから、この店舗を始めたそうです。

◆研修スタッフ中心の焼肉店、全品20%オフで提供

続いては、元祖厚切り焼肉の「焼肉トラジ」の東京・有楽町にあるトレーニングセンター店。

ここは入社1・2年目の研修スタッフ中心で運営している店舗で、その分価格が割安。全品20%オフで提供しています。あらかじめ研修生が運営していると打ち出していることもあり、お客さんはそれを理解し、安心して食べられるとか。

◆ネイルサロンでも新人研修生用のプランを導入

また、全国に約100店舗を展開するネイルサロン「ティーエヌ」の東京・赤羽店では、実践を多く積むことがプロのネイリストになる最短距離と考え、新人研修用のプランを取り入れています。

研修生に話を聞いてみると、やはり自分の爪で練習するのと接客は全然違い、お客の爪を預かる責任感、さらには人それぞれさまざまな爪の形や大きさがあるのでとても勉強になる様子。

利用者はプランを選び、まずは研修生に施術してもらいますが、仕上げはベテラン講師がやってくれるのでクオリティはプロレベル。今回、田中は6,900円のプランをチョイスしましたが、研修生価格は70%オフの2,000円。

「めっちゃ安いですね!」と驚きつつ、「私としては普段してもらうプロのネイルと変わらない」と満足していました。

このように、Z世代に経験を積ませることを目的としたお得なお店が、続々登場しています。

◆訳ありの格安価格の裏に、Z世代の活躍!

Z世代による格安の訳ありサービスの実態に、キャスターの堀潤は「なるほど、面白い現場ですね!」と関心を示します。

また、タレントで起業家の加藤ジーナさんは、ネイルサロンの価格に驚愕しつつ、「ネイルサロンを予約するときは、(ネイリストが)どのぐらいの実力の方なのかいまいち分からないまま行く、行き当たりばったりのような感じなので、最初から研修の方だと言ってくださるなら安心材料になる」と話します。

株式会社POTETO Media代表取締役の古井康介さんは、こうしたサービスを評価する一方で、「若いから安いとなってしまうことには違和感がある」と主張。そして、「ただ安いだけではなく、価格の背景には年齢問わず必要なこともあるのでは」と指摘すると、加藤さんからは「最初はどうしても未熟。年齢に関わらず、30代・40代で始めても最初は研修生だから」との言葉が。

「東京新聞」経済部記者の大島晃平さんは「お客さんからも育てていきたいという気持ちが生まれるのはすごくいい」と話していました。

※この番組の記事一覧を見る <番組概要>番組名:堀潤モーニングFLAG放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/番組Twitter:@morning_flag