TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。12月11日(金)放送の「トップニュース」のコーナーでは、“2021年度の税制改正大網”について意見を交わしました。

◆2021年度の税制改正大綱は減税色の濃いものに

自民・公明両党が2021年度の税制改正大網を正式に決定。今回は新型コロナウイルス感染拡大による経済暮らしへの打撃を和らげるため、減税色の濃い改正案となりました。

まず暮らし関連では、住宅ローン減税で控除を受けられる特例について、今年の年末までだった住居期限を2年間延長し、面積の要件も50平方メートル以上から40平方メートル以上に緩和。また、固定資産税は増額予定だった全ての土地で据え置きに。

自動車では、エコカー減税の適用期限を2年間延長。燃費に応じて課税する「環境性能割」も軽減措置を9ヵ月間延長しました。

また、菅政権が掲げる脱炭素やデジタル化に向けた設備投資をした場合、法人税額を控除するなどの優遇措置を設けます。

これによる今回の減税規模は国・地方合わせて総額600億円に上る見通しで、政府与党は関連法案を年明けの通常国会に提出する予定です。

◆論客は、今回の改正案をどう見る?

今回明らかになった2021年度の税制改正大網に対し、ジャーナリストの長友佐波子さんは「今回に限っては財政出動をすることはコロナ禍で必要だし、するべきなので、とてもいいことだと思う」と言います。さらには、エコカー減税のように国が推し進めるものにお金を使うことや住宅減税のようにターゲットがわかりやすく、なおかつ効果が出やすい部分を狙ったことは「国の負担が増えるとはいえ、とても良い部分が多い」と評価します。

一方で、MCの堀潤は再分配先が広いことを憂慮し、「本当に“必要なところに必要な量を”ということができているのかというと十分ではないと思う」と危惧。すると、長友さんは「必要なところに必要な量をということになると、精査せねばならず、そうなると時間がかかり、人手がいる」と指摘し、「コロナに関しては人手と時間をかけて精密にやるより、早く、なるべく多く、漏らさずやることが重要だという政策判断」と推察します。

「SmartNews」コミュニケーションディレクターの松浦シゲキさんは、ウィズコロナからなるデジタル社会においては長友さんが言うようなターゲットの明確化はある程度できているとしつつも、「言われたことを鵜呑みにするのもまたちょっと違うところもある。そこは多角的に見なきゃいけない」と主張。そして、多角的という意味では「堀さんの見方も改めて見ていかないといけない」と話していました。

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<番組概要>番組名:モーニングCROSS放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/番組Twitter:@morning_cross