TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。10月12日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、ジャーナリストの福島香織さんが新型コロナウイルスの“中国製ワクチン”について述べました。

◆中国の恐るべきワクチン戦略

中国医学科学院医学生物学研究所が開発中の新型コロナウイルスワクチンが、初期の臨床実験で深刻な副作用が見られず、安全性を示したという論文がインターネットサイトに掲載。一方で、中国では臨床試験が完全に終わらないうちから医療従事者などにワクチン接種を行っており、専門家の間では安全性を巡る懸念が浮上していました。

新型コロナワクチンは中国以外にもアメリカ、イギリス、ロシアで開発が進んでいますが、状況的には「中国vsアメリカ、まさしく米中対立構造のなかにある」と福島さんは言います。

最近では、ワクチンと予防接種のための世界同盟「GAVIアライアンス」やWHOがワクチンを世界平等に行き渡るように努める国際的な枠組み「COVAX」に中国が参加。一方、アメリカやロシアはCOVAXに参加していません。なぜ中国が参加したかといえば「戦略としてのワクチンを考えている」と福島さん。米中で世界が2つに分断するなか、「ワクチンを餌に、アメリカではなく中国が世界を救うことで影響力を持とうということが狙い」と推察します。

◆中国製ワクチンの安全性は?

中国は安全性に関する論文を発表してはいるものの、その信憑性は低く、さらには効果があるのかもわかりません。それこそワクチン1本では効かないかもしれない上に、予防率もいろいろな説があるそうで、福島さん曰く、中国の専門家の間でも「一体どのくらいの予防効果があるのかについても、あまり自信はない」という声もあるとか。

そもそもワクチン自体ゼロリスクではなく、効果や予防率などは長期的な調査が必要で一般的な製薬会社の感覚では最低でも2年。それを中国は、年内投入を目論んでいると言います。事実、第三段階の臨床試験を終える前に医療従事者や製薬会社社員、軍関係車などに投与。福島さんは、「急ぎ過ぎのワクチンが世界を救えるのかどうかとても不安」と懸念します。

また、もしも薬害が出た際、隠蔽体質の中国が対応できるのかも大きな不安で、「ワクチンという非常にリスキーなものが世界にばら撒かれる。それも世界を支配するためにワクチン戦略を使う。それを中国は明言している」と福島さん。

そんななか、WHOなどはCOVAXでなければパンデミックは止めらないと公言していて、そこにはアメリカが参加していないだけに「中国しか救えないと言っているのと同じ」と福島さんは指摘。そして、「中国陣営がこれだけ影響力を発揮する世界に対して、すごく不安になる」と改めて危機感を募らせます。

国際弁護士で元裁判官の清原博さんは、安全性が担保できない状況でワクチンを広める中国を危惧しつつ、「ワクチンによる被害が広がったときに中国はどう責任を取るのか?」と疑問を呈します。すると福島さんは、「中国は独裁国家だから問題が起きても責任は取らない」と断言。普通は情報を公開し裁判で争いますが、中国はそうはいかないと説明。

この10年の間にも中国ではワクチンによる健康被害が数多く起こるなど、常に問題になっているそうで、福島さんは「もちろん国家の全てを投じて作っているワクチンだから、普通のワクチンとはレベルが違うといえばそうかもしれないけど……」と案じていました。

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<番組概要>番組名:モーニングCROSS放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/番組Twitter:@morning_cross