TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。9月24日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、株式会社あしたのチーム代表取締役社長の髙橋恭介さんが “コロナ禍における新しい働き方”について述べました。

◆進化した働き方「ワーケーション」

観光需要喚起のために政府がGo To キャンペーンと同様に力を入れている「ワーケーション」が注目されています。小泉環境大臣は福島県を訪問し、観光地などで休暇を楽しみながら働くワーケーションを体験。「霞が関でもワーケーションのような“多様な働き方”ができるようにする必要がある」と述べました。

髙橋さんは、Go To トラベルについて「ちょっと盛り上がりに欠けたかな」と客観視しつつも、「全国の観光業、地方経済という観点においても菅新総理もかなり期待している取り組みではないか」と言います。

一方、自粛以降の半年間でテレワークが進化するなか、「さらなる派生がワーケーション」、「家で仕事ができるなら外でもできる。テレワークの進化系がワーケーション」と定義します。

そんなワーケーションに関して、髙橋さんは2つの調査を実施。1つは「どれくらい注目されているのか」。その結果、経営者と会社員ともに半数以上が興味を持っていることがわかりました。

そして、もう1つの「ワーケーションへの課題と不安」では、経営者側の最大の懸念は「休暇中の仕事の適切な評価が難しい」ということが明らかに。次いで「休暇中の業務の勤怠管理が難しい」、「仕事環境の整備が難しい」となっており、課題は「言ってしまえば不安、そして“もしかしたらサボっているのではないか?”とどうしても思ってしまうところ」と分析。

かたや会社員側の不安は「休暇が結局仕事になってしまうのではないか」、「どこまで勤怠をつけて良いのかわからない」、「オンオフの切り替えが難しい」で、「家族とバケーションに行ったものの全部仕事になっても、なんとなく勤怠は付けづらい。ストレスを抱えて帰ってきてしまう可能性がある」と髙橋さんは指摘し、これらの課題は「今までの日本の雇用システムに起因している」と示唆。

◆働き方はメンバーシップ型からジョブ型へ

この状況を解決するキーワードが、「ジョブ型」と「メンバーシップ型」という働き方で、「今までメンバーシップ型だったところを、ジョブ型に変えていかなければならない」と主張します。

髙橋さん曰く、メンバーシップ型は「曖昧さの美徳」が特徴で、「一緒にいること、長くいることに価値を持ってきた日本特有の働き方。言ってしまえば終身的雇用、年功序列的な賃金、新卒の一括採用を重視してきていた日本の雇用システム」と明言。これを変革することが「ワーケーションの成功の鍵に繋がるのではないか」と言います。

さらには、「これが日本と諸外国における働き方の大きな違い」と言及し、「今後は明確な目標を持ち、できたか、できなかったかをしっかりと推し量っていく、そういう人事評価制度が必要」と訴えます。

髙橋さんの話を伺い、公認会計士で税理士の森井じゅんさんは、会社のなかで自分の立ち位置・居場所を確保するための「交渉力」の重要性を力説。

一方で経営者側もジョブ型にシフトするために仕事の割り振りや評価制度を確立する必要があるだけに、「(社員と)同じ目線で、どんな仕事をしているのかを見ていく、そういうキメの細かさが経営者にも必要になってくる」と髙橋さん。最後にMCの堀潤から「変わっていけそうですか?」と問われると、「変わると思います。変わらないといけない」と断言していました。

番組では、視聴者に「あなたや家族の職場でワーケーションできそうですか?」というテーマで生投票を実施。結果は以下の通りです。

◆あなたや家族の職場でワーケーションできそうですか?できそう……456票できなそう……1,395票交渉次第……264票わからない……378票

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<番組概要>番組名:モーニングCROSS放送日時:毎週月〜金曜 7:00〜8:00 「エムキャス」でも同時配信レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/番組Twitter:@morning_cross