タレントのデヴィ夫人(82)がウクライナの首都キーウを電撃訪問したことが24日、明らかになり、衝撃が走った。

 デヴィ夫人は22日、ウクライナ入り。翌23日にキーウなどを訪れ、避難民に防寒着など支援物資を届けた。市民を念頭に「暖房もなく電話も通じにくい厳しい状況です」と思いやった。

 SNSでは、戦地に足を踏み入れたことを危険視する意見もあるが「82歳とは思えない行動力があるとつくづく感心する」といった感服する意見のほうが多い。

 デヴィ夫人に国際電話し、応答はあったが、コメントは得られなかった。在日ウクライナ大使館担当者は取材に、デヴィ夫人が昨年12月、ウクライナへの支援を相談してきたと説明した。

「大使館は日本の方や企業から支援物資を寄付していただいていて、コンテナで現地へ輸送し続けています。デヴィさんは支援物資を管理する倉庫を訪問した際、その量の多さを見て『手伝いましょうか?』と提案。輸送を協力してくださることになりました」

 大使館側は支援物資を現地へ輸送し続けているが、たまっていたようだ。デヴィ夫人はそれを目の当たりにして、ウクライナへの輸送費のカンパを決意した。その額は「コメントできない」(同)が、数百万、数千万円単位と予想される。

「支援物資は現地の方が寒さをしのげるようにホッカイロや服などです。船便で現地へ輸送し、届くのに40日かかります」(同)

 資金も時間もかかる壮大な支援だが、デヴィ夫人がカンパする輸送は一度きりではなく複数回といい「感謝しています」と頭を下げた。

 ただ、政府としてはスルーできない。松野博一官房長官は24日の記者会見で、デヴィ夫人のウクライナ訪問に「どのような目的であれ、渡航をやめるよう勧告している」と述べた。

 それでもデヴィ夫人は従わないだろう。

「夫人はかねてパーティーを開催し、収益をチャリティー活動にまわしていて、その一環でウクライナ支援もしています。自身の過激な言動を取り上げ、慈善活動を報じないメディアには不満を漏らしています」(知人)

 貴婦人のウクライナを憂う気持ちは世間に伝わっただろう。