日本最大級となるカスタムカーの祭典「東京オートサロン2022」が14日、千葉・幕張メッセで開催(16日まで)。コロナ禍で昨年は中止を余儀なくされ、今年もオミクロン株が猛威を振るい始めた中、厳重な感染防止対策が施された中での開催となった。

 東京オートサロンは世界三大カスタムカーショーの一つとされ、一昨年は3日間で約30万人も動員したビッグイベントだ。毎年1月に行われ、一昨年はコロナ禍前だったが、昨年はコロナで中止となり、バーチャル会場でのオンラインのみだった。

 2年ぶりとなる開催で、出展社数は366社、台数は712台に上った。2年前より微減しているものの幕張メッセの11ホールすべてを使用してのイベントは壮観だ。

 しかし、タイミングが悪いことにこの1週間でコロナの感染者数は増加の一途。それでも千葉県の熊谷俊人知事は前日の会見で「現時点でまん延防止等重点措置は必要ない」との見解を述べ、イベントに中止要請が出されているワケではない。

 オミクロン株の到来前からコロナ対策で入念な準備が進んでおり、オートサロンでも収容定員1日11万4800人のところが50%の5万7400人まで制限され、入場者や関係者には接触確認アプリ「COCOA」と千葉市コロナ追跡サービスの2つの登録がなければ入場できなくなった。

 千葉市の追跡サービスは初めてという人が多く、ビジデスデイとなった初日はその場で登録する人が多く、検温と消毒もあるため、入場待ちで長蛇の列となった。
 
 また例年、大きく3ブロックに分かれているホールは自由に行き来できたが、横断が禁止され、各ホールで一定人数に達した場合は入場制限を実施するという。展示車両への乗り込み禁止、イベント時は人数制限で、整理券が配られた。

 一方、オートサロンでは各社がコンパニオンを多く投入し、カメコ(カメラ小僧)が集まることでも有名だ。コロナ禍で、コンパニオンの数はだいぶ減ったが、それでも姿を見せれば、各所で撮影会状態となった。各出展社のブースは従来よりもスペースにゆとりが取られているが、一般公開日となる15、16日はカメコが殺到し、混乱も予想される。

 各出展社には、密にならない環境づくりの徹底が主催者から呼びかけられており、オミクロン禍での開催に細心の注意を払っていた。