スペインのマドリード国際映画祭で「最優秀外国映画主演女優賞」を受賞したタレント・鈴木紗理奈(40)が19日、都内で会見を行った。

 鈴木は阪神・淡路大震災から半年後の兵庫県西宮市を舞台にした映画「キセキの葉書」(11月4日公開、ジャッキー・ウー監督)で、難病の娘と認知症とうつ病を併発する母に挟まれながらも、ひたむきに生きる「美幸」役を演じた。

 滞在していたスペイン・マドリードのレストランで、パスポートの入ったバッグを盗難されたことがニュースになったが、現地の日本大使館で手続きを行い「無事、帰国しました」と笑顔を見せた。

 主演については「全く自分と違うタイプの女性だったので、なぜキャスティングされたんだろうという気持ちと、思った以上に期待に応えたいという気持ちになりました」と話した。

 女優業には「お芝居をしていなかったので、情熱を注ぐこと、監督さんの言うことを真摯に聞くことだと思っていました」と謙虚な気持ちで臨んだという。大勢の報道陣を前に「この状況が信じられない。ドッキリではないかと思っています」と苦笑いした。

 また、トロフィーを手に「この作品が持つ生命力、たくさんのスタッフに支えられて作品が出来上がった。普段、バラエティーの現場では瞬発力を求められるが、ジャッキー監督からは『これは映画です。自分の間でやってください』と。監督の言うことを素直に聞いたら賞が取れました。ありがとうございました。自分のキャリアの中で、うれしくて光栄に思っています」と頭を下げた。

 同映画の新田プロデューサーは「鈴木さんの演技が素晴らしかったので、小さな映画祭でもいいから賞を取らせてあげたかった」と語った。