2020年東京五輪の開幕まで3年となった24日、「東京五輪音頭―2020―」の制作発表会が都内で開かれ、オリンピアンとパラリンピアンのほか、フリーアナウンサー古舘伊知郎(62)、テリー伊藤(67)、中村アン(29)、クリス・ペプラー(59)らタレントが出席した。

 1964年の東京五輪で、当時話題を呼んだのが「東京五輪音頭」。故三波春夫さんが歌った同曲は大会の機運を盛り上げたことで知られる。20年東京五輪・パラリンピックもその経験にあやかるべく、現代風にアレンジし、新たに「東京五輪音頭―2020―」として制作した。

 司会の古舘は「歌詞と振りが重なっている部分もありますし、車いすの方も一緒に踊れるんです」と画期的なリメークになったと強調。テリーも「若い人が挑戦したいと思うものになっている」と声を揃えた。

 だが、微妙なのは歌うアーティストの人選だ。この日、クイズ形式で発表されたのは、加山雄三(80)、石川さゆり(59)、竹原ピストル(40)の3人。加山や石川は年配層にはウケは良さそうだが、若者に対する訴求力には疑問符がつく。竹原ピストルも、たしかに若者の間で一定の人気が出てきたとされるが、まだ一般レベルでの認知度は低いと言わざるを得ない。

 実際、同日行われた大会組織委員会の第21回理事会(非公開)で、某理事からこんな苦言が呈されているのだ。

「『五輪音頭は若い世代にアピールさせるために、もっと若い人に歌っていただいてはどうか』という指摘がありましたね」(組織委関係者)

 五輪関係者の話。

「そもそも64年大会の五輪音頭を知っている人がどれだけいるのか。それをリメークしたと言われてもピンとこない。本当に機運が盛り上がるのか分かりませんね」

 イノベーティブな五輪・パラリンピックを掲げる20年大会。思惑通りに事が運ぶのか。