演歌歌手・山川豊(58)が25日、昨年、独自に制定した「山川の日」のイベントとして、東京・品川区の「五反田 OVERLIGHT 卓球道場」で卓球に挑戦した。

 山川は昨年、7月7日が「川の日」、8月11日が「山の日」ということで、その間の7月25日を勝手に「山川の日」と制定。毎年新たなスポーツに挑戦すると宣言し、昨年はボルダリングに挑んだ。

 今年、卓球を選んだのは「(卓球の)張本智和選手(14)など若手が活躍している競技で、国民的スポーツ」だからだという。卓球教室の児童とのゲームでは、スマッシュが決まるたびに好調の新曲「黄昏」にかけて「タソガレッ」と力強く声を発した。

 山川といえば、代表曲に「アメリカ橋」があるが、これを作曲したのは21日に死去した平尾昌晃さん(享年79)。訃報に触れた際は「寂しくて涙が出てきた。頭の中で先生のことがぐるぐる回っていた」という。

 山川の多くの楽曲で、平尾さんは作曲を担当し、山口洋子さん(故人)が作詞を担当している。「詞はもう出来上がっていたけど、平尾先生は12曲くらい書いて、曲作りに納得するまで妥協せず取り組んでいた」と振り返った。

 また「僕が1時間前にスタジオ入りすると、平尾先生と山口先生はもう、すでにいた。それから野球の話をしてたら、1時間くらいたってしまった」とレコーディングの際の思い出を披露。続けて「先生は僕がたくさん勉強してきていると思ったようで(硬くなっていた)僕の心を、野球の話をすることでほぐしてくれた。練習用のレコーディングが本番用になった」と平尾さんとのエピソードを語った。

「そうやって肩の力を抜いて歌ってほしかったのだろう」と感慨深そうに語ると、「先生の、残していただいた作品を大事にしていきたい」と決意表明した。