フリーアナウンサーの滝川クリステル(39)が、10月に始まる新番組「教えてもらう前と後」(TBS系、火曜午後8時)で司会を務めることが26日、本紙の取材で分かった。“お・も・て・な・し”ですっかり有名になった、2013年のあの名演説で東京五輪招致に大いに貢献した滝クリだが、実はここ4年ほどレギュラー番組がなかった。五輪の開催周期よろしく4年半ぶりに復活した背景には、テレビ各局の水面下での駆け引きがあるという。

 滝クリにとってレギュラー番組は、13年3月にフジテレビ系の情報番組「Mr.サンデー」のキャスターを降板して以来、実に4年半ぶりとなる。しかも放送するのはTBS。フジ以外のキー局でレギュラー出演するのは初めてだ。

 滝クリが司会を務める「教えて――」はこれまで、パイロット版(単発のお試し放送)として今年2月などに不定期でオンエアされ、滝クリは進行役を務めていた。専門家による解説を受け、世の中の見方を変えるバラエティー番組。火曜午後7時56分から放送されている「世界の日本人妻は見た!」が9月に終了し、「教えて――」は、空いたその枠に進出する。

 滝クリは、所属していた共同テレビからフジへ出向。報道番組「ニュースJAPAN」のアンカー時代(02〜09年)は、「斜め45度の女神」として仕事疲れのサラリーマンをとりこにした。

 キャリアのハイライトは、やはり13年9月、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会においてフランス語で行った、あの名演説だろう。この時、滝クリは“お・も・て・な・し”と名プレゼンをして、東京五輪・パラリンピックの誘致に尽力。ちなみに“お・も・て・な・し”は同年の「新語・流行語大賞」で、“今でしょ!”“じぇじぇじぇ”“倍返し”とともに年間大賞に輝いた。

 五輪特需もあり、滝クリはそのまま一気に大ブレークするかと思われたが、なぜか逆に露出は激減した。その理由について民放局編成マンは「滝クリは自身が14年に設立した動物愛護の財団の活動に傾倒し、テレビ業界からも敬遠されるようになったんですよ」と話す。

 もともと滝クリへのテレビ局の評判は「プライドが高く、やりづらい」「アドリブが利かない」など芳しくなかった。そのためレギュラーがなかなか決まらず、単発出演にとどまっていた。

 プライベートでは、世界的指揮者である小澤征爾(81)の息子で俳優の小澤征悦(43)と結婚秒読みだったものの、15年に破局している。

 公私にビミョ〜な日々が続いたが、“お・も・て・な・し”の名プレゼンから五輪周期の4年がたった今年10月にレギュラー番組を新たに獲得したのも運命なのか?

 実はこの起用には、東京五輪をにらんだテレビ各局の水面下での“駆け引き”があるという。

「東京五輪は、テレビ業界にとって高視聴率を叩き出せる超キラーコンテンツ。五輪番組のキャスターや特別ゲストの人選は各局、社運をかけて取り組むことになる。中でもあの名プレゼンをした滝クリは、キャスターや特別ゲストとしてぜひ出演させたい人材だ」(テレビ局関係者)

 現在、滝クリに食い込んでいるのは古巣のフジではなく、テレビ東京だという。

「フランス出身の滝クリは、テレ東が中継する全仏オープンテニスの番組司会を3年連続で担当するなど、関係が深い。TBSとしては今の時期にくさびを打ち、パイプを太くしたい意図もあるようだ」(同)

 私生活も好転したのか、先月30日発売の写真誌「フライデー」では「小澤から復縁を迫られている」と伝えられた。10月の誕生日で四十路を迎える滝クリが、元カレとテレビ業界から同時にラブコールを送られている。

 東京五輪まであと3年、再び滝クリに注目が集まりそうだ。