「2017上半期タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)が発表され、女性部門では広瀬すず(19)が14社で初の女王に輝いた。

 2位の10社には綾瀬はるか、有村架純、上戸彩、高畑充希、吉田羊、ローラ、3位に9社の宮崎あおいと続いたが、広瀬のダントツ人気が裏づけられた形だ。

 過去の同ランキングを振り返ると、5年前はAKB48メンバーの天下だった。8年前の年間ランキングを見ると1位・上戸彩、2位・大橋のぞみ、3位・相武紗季、菅野美穂、仲間由紀恵、宮崎あおい、4位・ベッキー、5位・蒼井優、天海祐希、蛯原友里、藤原紀香――。確実に時が過ぎているのが分かる。

 旬のタレントの勢いが表れるCMだけに、今回のデータからも次のブレークタレントが予想できる。

 高畑充希(25)は6社から10社に増加し、同じ2位の有村架純(24)とともに勢いがあり、今後は頂点を極める可能性がある。4位の吉岡里帆(24)も4社から8社へ増加。

「3人とも人気女優に成長し、ドラマや映画などで新作の主役やヒロインとして登場しており、そのヒットと合わせて、CM界でのブレークが期待できます」と芸能プロ関係者。

 高畑は主演ドラマ「過保護のカホコ」(日本テレビ系)が11%超、有村は「ひよっこ」(NHK)が20%を超える視聴率を叩き出し、吉岡は「ごめん、愛してる」(TBS系)でのヒロイン役が好評だ。

 ランキング外のデータでは、広瀬すずの姉・広瀬アリス(22)も1社から4社に、ますだおかだの岡田圭右の娘・岡田結実(17)が2社から3社と、着実にCM数を増やしている。

 CM関係者は「10月からNHK連続テレビ小説『わろてんか』のヒロインに抜てきされた葵わかな、『コード・ブルー』(フジテレビ系)に出演する新木優子など、ドラマでブレークして、CMのオファーにつながる新顔も予想されています」と語る。

 スポーツ界はどうか。「かつては浅田真央や宮里藍などが上位に入ってきていたが、2人とも引退し、次の実力と好感度を併せ持つ、選手探しが行われています。3年後の東京五輪を見越したキャスティングも今後は多くなる。競泳の池江璃花子、スキージャンプの高梨沙羅、結婚・妊娠中の卓球の福原愛などが注目されています」(広告代理店関係者)

 一方、タレントイメージが最優先され、制約もある契約のCMだけに、出演作品での役柄での印象がマイナスに働くこともある。

「薬物事件はもちろん、小出恵介のような未成年少女との飲酒や淫行疑惑なども一発アウト。契約期間中に放送が中止になれば契約金の3〜5倍返しが相場です。ランキング上位のローラは所属事務所からの独立問題を抱え、新規は難しいでしょう。波瑠は出演したドラマの役柄が不倫妻だったため、その影響が本人の意図しないところでじわりと広がっている。男性部門では解散したSMAPの元メンバーが上位ランキングから完全に消えたのも、現実のイメージに加え、事務所を出る3人の契約は難航が予想され、避ける意味合いもあるのではないか」(同)

 プライベートでの変化ももちろんかかわってくる。

「お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建と結婚した佐々木希は新妻としてイメージ転換していけるかというのも注目点。一方で、マイナスに転じるといわれながら、無傷だった例も。ジャニーズタレントとのスキャンダルが一時取りざたされていた吉田羊は結局、何の影響もなく多数のCMに出演している」(同)

 CMは今も時代を映す鏡。次の女王は誰になるか。

(視聴率はいずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)