SKE48の二村春香(21)が今月いっぱいでグループを卒業する。タレント活動と学生生活を両立させながら名古屋を代表するグラビアメンバーとして活躍してきた二村にラストインタビューを敢行。5年半のアイドル人生を振り返ってもらい、うれしかったことや悔しかったこと、SKEへの思い、さらには恋愛禁止についてなど、思いの全てを語ってもらった。

 ——31日でSKEを卒業する

 二村:SKEに5年半以上いたので、それがなくなるのはすごく寂しいです。でも新しい世界に飛び込むことにはワクワクしています。

 ——卒業を決めた理由は

 二村:環境を変えてみたいと思ったのがきっかけです。卒業後のことはまだ何も決めてなくて…。しばらく眠ります(笑い)。

 ——2011年11月に5期生としてSKEに入ったときは中学3年生だった

 二村:アイドルの活動ってすごく楽しいなって思いながら5年半過ぎました(笑い)。歌って踊ることも楽しいし、ファンの方といろんな壁を乗り越えていくところもアイドルの醍醐味というか…。つらいこともあったのですが、そういうことも楽しみながら戦ってこれた5年半でした。

 ——一番うれしかったことは

 二村:うーん、決めれないですけどSKEの選抜に入ったこととか総選挙でランクインできたこととか。選ばれるという経験がすごくうれしかったです。15枚目のシングル「不器用太陽」で初めて選抜に選ばれたことを知らされた時はホテルでめちゃくちゃ騒ぎました。

 ——AKB選抜総選挙では34位(2014年)、38位(15年)、49位(16年)と3回ランクインした

 二村:すべてうれしかったです。14年の速報で14位に入った時は「何だこれは…」とビックリして。(速報13位の)たかみなさんと名前が並んでいて本当に驚きましたね。

 ——SKE単独でのナゴヤドームや豊田スタジアムでのコンサートをはじめ、48グループで東京ドームや日産スタジアムなど大会場でのステージも経験した

 二村:いっぱい立ちました。そういう一つひとつのことを考えると48グループはすごいなと思うことがたくさんありました。

 ——印象に残っているライブ、ステージは

 二村:SKE劇場での公演全部です。ドームでのライブも楽しかったですけど、やっぱり一番多くSKE劇場のステージに立っているので特別ですね。(31日の)最終公演でちょうど(SKE劇場でのステージが)400回なんです。そのうちのほとんどが研究生時代の回数で200回を超えてました。

 ——当時のSKE研究生公演の評判は高かった。

 二村:(AKBからSKEに移籍した)山内鈴蘭さんもAKB時代に「SKEの研究生はすごい」と噂で聞いたとお話をされてました。斎藤真木子さん、内山命さん、松村香織さんをはじめ、すてきな先輩方がいらっしゃって。すごく怒られてましたけど(笑い)。ダンスの先生や先輩方に鍛えられました。その時代があったおかげで今、頑張れてますね。今の研究生ってほとんど同期しかいない(7期生3人と8期生17人)けど、わたしたちの時は2、3、4期の先輩がいらっしゃったので、とてもいい環境で育ちました。

 ——楽しかったアイドル活動の中であえてつらかったことを挙げるとすれば何?

 二村:えー、18枚目のシングル「前のめり」の選抜に落ちたことですかね。あの時はつらかったです。

 ——ファンの間でもなぜ選抜から外れるのかと疑問の声があった

 二村:握手会でも1日5部頂いていたので。どう頑張ったらいいんだろうとすごく悩んだ時期でした。(注・SKEの個別握手会では人気に応じて握手会の部数が設定される。最大部数は1日あたり5部。ちなみに「前のめり」の個別握手会で5部のメンバーは11人。その中で19人の「前のめり選抜」から漏れたのは二村だけだった)

 ——しかし19枚目のシングル「チキンライン」、20枚目のシングル「金の愛、銀の愛」では選抜に復帰した

 二村:「チキンライン」では歌割りが10番手ぐらいだったんです。自分の中で一番いい歌割りをもらえたシングル。ごほうびがもらえたなって思えました。頑張ってよかった。チキンラインでの選抜復帰は握手会を頑張ったからだと思っていて。その点に関してはファンの方と一緒に頑張って見返せたかなと思います。

 ——ただ今年2月に発売されたセカンドアルバムのリード曲「夏よ、急げ!」では選抜落ちした

 二村:ショックでした。セカンドアルバムというSKEにとって大きなタイミング、出来事だと思うので。その区切りで選ばれなかったのは悔しかったです。

 ——選抜落ちしたことが卒業を考えるきっかけになった部分は

 二村:きっかけの一つではありました。

 ——「夏よ、急げ!」の選抜にもし選ばれてたら辞めてなかった

 二村:かもしれないです。でも「夏よ、急げ!」の選抜に選ばれていたとしても、もしかしたら今のタイミングで卒業していたかもしれない。それは全然わからないです。

 ——今は大学3年生。学業とアイドルの両立は難しい

 二村:簡単ではないですけど私の中で大学とSKEは別々に考えているので。そんなに両立は苦ではないです。大学があるからSKEを続けられないとかいうことは全くありません。100%全力でそれぞれ活動して、どちらも私の中で支えになっていました。21歳まで、余す時間なく過ごすことができたのは、とてもぜいたくな話なんですけど楽しかったですね。諦めなくてよかったなって思います。どちらも。

 ——充実したアイドル生活だった

 二村:はい、胸を張って言えます。SKEに入ってファンの皆さんに会えて、ここまで全力で駆け抜けて本当に悔いのない5年半でした。すごく幸せ者だなと思えるアイドル人生でした。本当に感謝しています。

 ——アイドルとして恋愛禁止も守ってきた

 二村:もちろんです。恋愛禁止ですよ、私は。そんな時間もないぐらいSKEを頑張ってました。5年半、SKEに恋をしていたのかもしれません。ずっとずっとSKEが大好きでした。