俳優の小出恵介(33)が少女(17)と飲酒した上に性的行為に及んだ騒動が、大阪・ミナミの繁華街に思わぬ余波を呼びそうだ。大阪府警が小出を任意聴取していたが、それ以前に両者の間では示談が成立している。一連の出来事は瞬く間に収束したのだが、このことに、当の大阪府警がカンカンに怒っているという。捜査関係者は「次に芸能人が大阪でやらかしたら、即逮捕や!」と息巻いており、しばらく自粛ムードが漂うかもしれない。

 小出が大阪市内で少女と飲酒した揚げ句、淫行に及んだのは5月9日のこと。翌月9日、写真週刊誌「フライデー」に報じられ、所属事務所「アミューズ」は小出の無期限活動停止を決定した。

「事務所関係者は、すぐに少女側と話し合いの場を設け、示談交渉に入りました。『フライデー』発売翌日の10日に示談が成立しているので、超スピード対応です。しかも念入りに、それらの経緯や入手した資料を大阪府警に提出するという周到さ。驚きましたね」とはワイドショー関係者だ。

 大阪府警はようやく今月12日になって小出を事情聴取。所属事務所も「日にちは開示していませんが、任意聴取されたのは事実」と認めたが、この手際のよさのおかげで、事件そのものは一気に収束に向かった。ただ、一連の小出側のやり方に大阪府警は、はらわたが煮えくり返っているという。

 警察関係者が明かす。

「もともと、大阪府警は小出を準強姦罪でも立件すべく捜査しようとしていたところだったんです。ところが、被害届が出される前に、あっという間に示談が成立してしまった。完全に蚊帳の外に置かれたまま、騒動が収束してしまったので、完全に面目丸潰れ。怒っていますね」

 有罪なら3年以上の有期懲役という準強姦罪に対し、大阪府青少年健全育成条例(深夜などに保護者の承諾なく18歳未満の少年少女を連れまわすことを禁止)は30万円以下の罰金と、まったく意味合いが異なる。

 準強姦罪は今月施行された改正刑法で準強制性交等罪に名称が変わり、罰則も5年以上の懲役に引き上げられた。小出のケースは刑法改正前にあったことなので改正法は適用されない。ただ、小出も性行為に悪質性が認められれば、同条例で2年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性もある。

 いずれにせよ、極力ダメージを抑えたい小出側が示談を急ぐのはある意味当然だが、大阪府警としては事件性があるにもかかわらず、捜査の主導権を握れなかったことにイラ立っているというわけだ。

「相手は有名芸能人です。しかも重大犯罪を犯した可能性もある。もし起訴に持っていければ鼻が高かったでしょう。それをみすみす逃した格好ですからね。もちろん、小出側と話を進めた少女に対しても怒っていました」(同関係者)

 そんな中、思わぬ余波が…。メンツを潰された捜査関係者は「有名人がミナミで事件を起こしたら、容赦せんわ」と鼻息が荒いという。

「芸能人だからといってためらわないと。大阪在住の芸能人はもちろん、大阪に遊びに行く芸能人は要注意ですね。まあ、犯罪を起こせば捕まるのは当たり前なんですけど(笑い)。ただ、飲み会に来る女性にいちいち年齢確認はしない。酔っ払った勢いでヤッてしまったら…なんて考えれば、ちょっと遊びにくくはなるでしょう」(同関係者)

 小出は大阪好きの芸能人からも嫌われるのかもしれない。