米国・デンバーで7日に開廷する裁判の傍聴券が“プラチナチケット化”しそうだ。2013年、米歌手テイラー・スウィフト(27)が公演後、楽屋で「スカートをめくり上げられ尻を触られた」として地元ラジオ局の元DJの男性を訴えた裁判がようやく始まるのだ。当日の口頭弁論にはテイラーも出廷する可能性があることから、わずか32席の傍聴券をめぐって早朝から激しい争奪戦になることは確実だ。

 米芸能サイト・TMZによると、傍聴希望者が裁判所の外で列に並べるのは同日午前6時から。7時には先着順で傍聴券が配られるため、即なくなることは間違いない。

 ただ、法廷に入れない人のために別の部屋にテレビモニターが設置され“ライブビューイング”が予定されている。だが、それも最大75人しか収容できないため、そこでも大混乱が起きそうだ。

 当日は相当数のメディア関係者が集まることから、普段は静かなデンバーの裁判所周辺も大騒ぎになることは必至だ。

 この裁判、もともとは元ラジオ局DJデービッド・ミュラー氏が「テイラーによって痴漢の犯人に仕立て上げられ、ラジオ局から解雇された」として15年、テイラーを訴えたことが始まり。その直後に、テイラーは男性を逆提訴。今回の裁判は2つの訴訟を同時に審理するというもの。

 ミュラー氏の主張はこうだ。13年に行われたテイラーの公演後、楽屋に招待された地元ラジオ局のDJだった同氏はテイラーと一緒に記念写真を撮った。その直後、楽屋近くでばったり出くわしたラジオ局の上司は、自分がテイラーと記念撮影した際「手を後ろに回して尻をなで回した」と自慢気に話したという。

 すると今度はテイラーのボディーガードがやってきて「テイラーにわいせつ行為をしたのはお前だな」と決めつけられ、会場から追い出された揚げ句、後日、ラジオ局から解雇されたというのだ。

 同氏は「自分は痴漢行為をしていない。テイラー側の偽りの証言で仕事を失った」として賠償を求めている。

 一方、テイラーはミュラー氏が「スカートをたくし上げ、尻を触ったのは100%事実」と主張。同氏は以前も問題を起こし、別のラジオ局から解雇されたとしている。

 裁判では、わいせつ行為があったのか、またそれがミュラー氏だったかどうかが焦点になる。