【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】若手芸人の間では、いわゆる「宵越しの金は持たない」ではないが、派手に稼いで派手に使う、そうすることで運気が上がり、次から次へと仕事が舞い込むと信じられている。が、しかし、芸能界の荒波を乗り越えてきた大物たちはそうは考えてないようだ。

 ナインティナインの岡村隆史(47)が、本紙客員編集長のビートたけし(70)とテレビ番組の囲み取材で一緒になったときのこと。「たけしさんが『結婚とかしないの?』って言われて。『全く、その気配もないんですよね』って言ったら、たけしさんが『金だけはためておけよ』って言ったんですよ。『この先、何があるか分からねぇけど、金があったら、とりあえずこの世界ダメになった時も、俺には金があるって、それだけが武器になるから』って言われて。俺、死ぬほど金ためようと思いました」と、尊敬する先輩のアドバイスを心に刻んだようだ。

 そういった経緯があってのことだろう…、岡村は「めちゃ×2イケてるッ!」で共演するジャルジャルの後藤淳平(33)にアドバイスを送っている。後藤がめちゃイケの来年3月の終了を受けて「35年ローンで家を買ったばかりで、関西の冠番組が2つ終わって、めちゃイケまで終わるなんて…」と絶句した時、岡村はぼそっと「芸人が家を買ってはダメだ」という趣旨の発言をした。どうなるかわからないのにローンなんかしてはダメだということだろう。

 意外だが明石家さんま(62)も貯金派のようだ。かつて、女優で元妻の大竹しのぶ(60)がさんまについて語っている。「貯金が好きなんだと思う。あの人は借金が嫌いなの。『いつかダメになるかもしれない』と考えると怖くて借金できないみたい…」と、堅実な性格をうかがわせる。

 有吉弘行(43)は、大ブレーク後に、仕事がない7〜8年間を貯金を切り崩し生活した。それゆえに完全復活を遂げた今でも貯金の大事さを理解している。今でも7年落ちのホンダのオデッセイに乗っているのはそのせいだ。実は有吉が貯金の大切さを知ったのは、不遇時代ではなく、高校生の時だったという。このころバイトをしまくり、すでに200万円の貯金を持っていた。「誰の金で飯を食ってんだ!」と父親から言われるのが嫌で、すぐにでも一人暮らしを始めることができるよう、必死にアルバイトをしてためたのだという。自由に生きるためには貯金が欠かせないのだ。

 マツコ・デラックスは、両親と自分の老後は「お金で解決するしかない」と考え、物欲がないことも手伝い、今の収入をすべて蓄えている。また、マツコの恋愛は常に困難が付きまとい、相手の男性が気持ちの中で越えなければならない数々の山があるという。その結果、最終的にはお金目当ての人しかいないのでは?と心配し、「お店の1軒や2軒持たせてあげるから…」という誘い水を用意している。それも貯金のなせる業だ。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。