1977年8月16日、米国・テネシー州メンフィスの自宅で42歳の若さで急死した米人気歌手エルビス・プレスリーが、自殺を予告した〝遺書〟とみられる手紙を知人に送っていたことが明らかになった。米芸能サイト「レーダーオンライン」が報じた。

 プレスリーは自宅の寝室のバスルームで倒れているところを発見されて救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。

 当時、プレスリーは過食症になり激太りしていたうえに、医師に処方された睡眠薬や鎮痛剤などを使用していた。そこで“誤って薬物を過剰摂取しことで不整脈を起こして急死した”というのが定説になっていた。

 ところが死の7か月前(同年1月)、マフィアのメンバーであるビリー・ミラーに宛てた手紙で自殺を予告していたことが最近明らかになった。

 手紙は手書きで

「私には長い休息が必要だ」

「私は病んで人生に疲れた」

「私の人生は終わると思う。もう気力はなくなった」

 などと“自殺”をほのめかすような内容だったが、ミラーは今まで手紙の存在を隠していたという。

 プレスリーの義理の弟のリック・スタンリーさんは「手紙は本物だと思う。彼が自殺する兆候があったのは私には明白だった」と意図的に薬物を過剰摂取して自殺した可能性があると語った。

 プレスリーの「自殺説」は以前から取り沙汰されていた。プレスリーの親友でマネジャーのジョー・エスポジト氏も昨年、以下のように証言していた。

〈彼が亡くなった日、倒れていた彼の横に、走り書きのメモや処方薬の鎮痛剤があるのを発見したが、家族や警察に見せることなく、メモは燃やし処方薬も処分した。手紙には「プリシラを失ったことは人生の最大の過ちだった」とか「この精神的苦痛は回復できない」などと書かれていた〉

 プレスリーは1967年にプリシラ・プレスリー(72)と結婚して長女リサ・マリー・プレスリー(49)をもうけたが73年に離婚した。長期間のコンサートツアーで別居生活が続いたことなどが原因で、プリシラは空手のインストラクターとの不倫に走り結婚生活が破綻した。離婚や薬物依存などがプレスリーにかなりのダメージを与えていたのは確かだ。