新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」10日の日本武道館大会Aブロック最終公式戦で棚橋弘至(41)がオカダ・カズチカ(30)と30分時間切れ引き分けで勝ち点を15に伸ばし、Aブロック1位を死守。優勝決定戦(12日、武道館)進出を決めた。

 7勝1敗の快進撃を見せた棚橋は、最終戦でブロック2位・オカダとの直接対決に出陣。ツイスト&シャウト3連発からスリングブレイドを決めハイフライフローを狙うが、カウンターのドロップキックで迎撃されるなど一進一退の攻防が続く。

 引き分けてもブロック1位が決まる状況で残り時間は刻一刻と減っていくが、棚橋はロシアW杯の西野ジャパンと違って最後までリスク承知の猛攻を仕掛けていく。オカダのレインメーカーをドラゴンスープレックスホールド、カウンターの張り手で切り返すとハイフライフローを発射。これをカウント2で返されると、再びコーナーポストへ上ったが、ここで30分時間切れのゴングが鳴った。

 勝ち点2差を守り抜き、3年ぶり3度目のG1制覇に王手をかけた棚橋は「ちょっくら優勝してきます」とファンに約束。「プロレス、たくさんのファンの方が盛り上がっているのはうれしい。けど『棚橋、ご苦労さん』みたいな空気になってるから、ちょっと待ってくれ。俺の夢はまだ続いているから」と、団体再興の立役者としての評価に満足せず、エース復権の誓いを新たにした。

 対するBブロック1位は11日の日本武道館大会で決定する。IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、内藤哲也、飯伏幸太に優勝決定戦進出の可能性が残されている。