今季限りで阪神を退団する鳥谷敬内野手(38)が11日、快勝したヤクルト戦(甲子園)の8回一死一塁、代打で左翼線へ二塁打を放ち、今季出場63試合、94打席目で初打点を挙げた。

 8月29日に球団から事実上の戦力外通告を受けて以来、初めての安打に鳥谷は「ファンの声援に応えられてよかったです。いいところに飛んでくれたと思う。自分のできることをしっかりやるだけです」とコメント。

 すさまじい盛り上がりとなったスタンドには号泣するファンも多く、一塁から本塁へ激走した梅野は「何とかかえりたいと思っていた。トリさんの打点を走って取れてよかった」と自分のことのように喜んだ。

 若手ナインに浸透している試合前練習後の「仮眠」は鳥谷が導入したもので、控えに回った今も影響力は絶大。球団最多の通算2083安打を誇るヒットマンは、すでに他球団での現役続行を模索している。残り試合は少ないが、他球団にアピールするためにもまだまだ打ちたいところだ。