オリックスのチーム内でT―岡田外野手(31)への同情論が高まっている。同選手はプエルトリコのウインターリーグ参加を“保留”し、退団も視野に進路を模索しているが、チーム関係者やナインは「絶対に残るべき。ここで退団すれば悪い前例を残すことになる。球団は絶対に慰留しないといけない」「まだまだ若い。ずっと一緒にやりたい」との声が多い。

 今季は19試合で1本塁打、2打点、打率1割2分2厘。5月17日に出場選手登録を抹消された。以後は二軍戦にも出場したが、腰痛もあって調整の日々を続けてきた。そのためT―岡田は「来年ここに残るかはどうか分からない。試合に出れないと勝負にならない。自分を必要としてくれるところでやりたい」と出場機会を求めて苦しい胸中を本紙に明かした。

 あるチーム関係者はそんな悩める大砲を「結果を出していないといっても5月は早すぎるよ。同じように打っていないのに干されずにずっといる選手もいるんだから。使い続けたら20発だってまだまだ打てる。スタメンじゃなくてもベンチにいるだけで相手は怖い」と案じ、別の関係者も「彼をよそに出したらダメ。今の若い選手が『自分も5〜6年したらああなってしまうんじゃないか』と思ってしまう。すごく悪い前例を作る。長年チームを引っ張ってきた選手だし、性格もいい。もっと大事にしてあげないといけない」とフロントの全力慰留を訴えた。

 オリックスは昨オフに同じくチームの顔だった金子を自由契約とし、日本ハムに流出させた。二の舞いは避けたいところで、何としても事態を沈静化させる必要がありそうだ。