2年目となる来季は一気に飛躍するか――。日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)は6月12日の広島戦でプロ初先発し、5回1失点でプロ初勝利をマーク。ただ、その後は3試合に先発したが、最長3回でKOされた。1年目の成績は1勝3敗、防御率12・27。千葉・鎌ケ谷市内の球団施設で18日に行われた契約更改では30万円増の1030万円(金額は推定)でサインした。

「キャンプインからプロの厳しさを知ったし、自分の全力を出せても打たれる時があった。厳しさを一年間で思い知らされたと思います」と話した吉田輝は、一方で「初勝利できたのはうれしかったです。初勝利の時は初めて5回投げ切ったので充実感があったし、うれしかったですね」と大きな手応えも得たという。

 オフに克服すべき課題も認識している。来季に向けて「まだ全体的に弱いので、下半身の強化と変化球の底上げ、直球は自信を持てるくらいにしていきたいです」。プロの打者との対戦経験から縦に落ちる変化球の有効性に気付いたそうで、フォークの習得にも取り組んでいる。

 米国・アリゾナで行われた秋季キャンプでは“大物の片鱗”も見せつけた。ある投手によると「ハンバーガーやステーキなどのアメリカンフードが体に合わず、食事に困っている選手が多かった」という状況下で、吉田輝は「おいしかったですね。(一番印象に残った食事は)やっぱりステーキですね!」と現地の食事にも順応。帰国時の空港ではハンバーガーショップで英語がうまく通じず、ただでさえセットメニューのポテトが多くて困っていたところにハンバーガーも多く出てきてしまったが、吉田輝は同期の柿木とともに平然と平らげたという。

 旺盛な食欲と、それを消化できる胃腸の強さはプロ野球選手にとって大事な能力でもある。来季はひと回り大きくなった吉田輝が見られるかもしれない。