J1浦和の元日本代表FW興梠慎三(34)が上位進出のキーマンになりそうだ。

 18日の仙台戦(埼スタ)では、前半39分に「キーパーとの勝負に勝てた」とPKを冷静に決めると、後半6分にはMF汰木康也(25)のクロスに走りながら頭で合わせ、2点目をマーク。チームも6―0で快勝し、ホームでは8月29日の大分戦以来、6試合ぶりの白星を飾った。

 興梠は「なかなかFW陣が得点を取れない状況が続いて、ちょっとふがいない試合が多かった」と責任を感じていただけに「今日こそは絶対に勝ちたいという気持ちを前面に出した。それがこの結果につながって非常にうれしく思う」と安堵の表情を浮かべた。

 この日の2ゴールで、J1通算得点記録を154に伸ばして、FC岐阜の元日本代表FW前田遼一(39)と並び、歴代4位に浮上した。

 しかし、当の本人は「まず第一前提でチームが勝つために得点を取る。記録は自分へのご褒美だと思うので、深く考えてはいない」ときっぱり。あくまで勝利にこだわる姿勢を示した。

 欲しいのは記録よりも結果。浦和のエースがブレないサムライ魂で勝利請負人に名乗り出る。