ラグビーの男子7人制(セブンズ)日本代表候補合宿が東京・府中で29日に行われ、〝さすらいのラガーマン〟として知られる林大成(28=日本ラグビー協会)が今後の自身の目標を明かした。

 この日の練習は新型コロナウイルス感染拡大後初めて報道陣に公開され、試合形式の練習を実施した。「試合をできたのは良かった」としつつも「本日のパフォーマンスに関しては納得できていない」と来夏に延期された東京五輪へ向けて徐々に仕上げていく構えだ。

 林は東京五輪出場を目指してキヤノンを退社し、協会と直接契約して7人制に専念している。特定の住まいは持たず、スーツケース一つで武者修行を続ける〝家なきアスリート〟として注目を集めているが、新型コロナ禍の第1波のころを振り返り「3月中旬に関西に帰って、1か月くらいは神戸の近くにいて、そこでのトレーニングは一人。ステップ、シャドーボールを使ってのパス。五輪があるかどうか分からない時期はモチベーションを保つのが難しかった」と吐露した。

 それでも現在は「ステップというもので日本のラグビーを面白くしたい。僕は五輪後もセブンズでプレーしていきたいので、まず普及し、注目してもらいたい」と自身の武器で日本ラグビー界を活性化する目標がある。

 ユーチューブでも活動し、元お笑い芸人で現在はアメフトXリーグでプレーするコージ・トクダ(みらいふ福岡サンズ)とのステップ対決動画が〝バズった〟ことで注目を集めた。今後もバスケットボールやハンドボールの日本代表選手などとの対戦を計画中だ。

 異色の日本代表戦士が大舞台での大ブレークへ向けてグラウンド内外で飛躍を期す。