スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が、17日(日本時間18日)の名門レアル・マドリード戦で見せた〝超絶進化〟が明らかになった。
久保は右サイドで先発出場すると、前半5分に絶妙のスルーパスで先制点をお膳立て。11分には弾丸シュートが同僚のオフサイドで〝幻のゴール〟になる不運はあったが、1―2の敗戦の中で強烈な存在感を放った。
スペイン紙「アス」が「世界的スターだ」と絶賛するなど現地メディアから高評価を受けたが、その言葉を裏付ける久保の進化が試合データからも浮き彫りになった。
データ分析専門サイト「ソファースコア」は、久保をチーム最高の「8点」と評価。特筆すべきは、地上でのデュエル(球際の攻防)が10回中7回の勝利を収めた点だ。これは10回以上の攻防があった選手の中で両チーム最多。攻守両面において多く戦い、そして最も高い勝率を収めた証しで、名門を相手に〝デュエル王〟の一面もアピールした。以前はデュエルでもろさを指摘されたこともあったが、今や強みになっているのだ。
さらに「被ファウル数」がチームでダントツの4回。他の選手は1回以下だっただけに、Rマドリードが久保を徹底してマークしたことも判明。日本の至宝が、古巣の名門との一戦でスーパースターの資質を証明することになった。