立ち技格闘技「K―1」創始者の正道会館・石井和義館長(70)が、引退表明した朝倉未来(31)にエールを送った。
19日の「FIGHT CLUB」で未来はキックボクシングルールでYA―MAN(27)と対戦。だが、右ストレートをアゴに被弾し前のめりにダウンすると、ラッシュになすすべなく崩れ落ち、わずか77秒でKO負けした。試合後にはインスタグラムで「長い間本当に格闘技にはお世話になりました」と引退の意思を示した。
石井館長は自身の「X」(旧ツイッター)で「カウンターでアゴに強くもらった。記憶が無くなるのは当たり前。ダウン後の未来君は記憶ないまま戦ってた。最初で試合をストップして欲しかった。残念でならない」と指摘。脳波や眼圧などの精密検査と、半年以上の休養を求めた。
その上で「未来君、まだまだ、完全燃焼してないでしょう!? 引退早すぎる。稽古に専念して自分のMMAでリベンジだと思う」と助言。
休養中は一流選手の映像を多く見ることを勧め、始動後は「反吐が出るまで、とことん練習するだけだから復帰は約1年後かな。今までは、ビジネスで、圧倒的に練習量が足りない。ビジネスは引退したらいくらでも出来る。戦いはこの一瞬しか出来ない。未来君にはファイターとしての残された時間があまり無い。もちろん引退もご自由ですが。でも、悔いだけは残さないように。押忍」と熱いメッセージを送った。