日本ハム・中田翔内野手(31)が、17日の楽天戦で今季最初の「1試合2発」と勝利に貢献した。1回に先制の1号2ランを、国内復帰初登板の田中将大から放つと、6回には2番手・牧田からダメ押しとなる2号ソロ。田中将に国内で10年ぶりの黒星をつけた。

 中田は試合直後のヒーローインタビューで「(1本目は)本当に気持ちで打った。こんなしょうもない4番をファンの皆さんがずっと応援してくれていたので、その気持ちに応えたかった」と神妙に語った。

 田中将からは2月20日の練習試合(沖縄・金武)でも一発を放っているが、中田は「相手は本当にすごいピッチャー。ぶつかるだけ。小細工をしても、通用しないと思った。自分のスイングをしたいなと常に打席で思っていた。打つ、打たないは別として。それがたまたま、ああいう形(本塁打)になったのは良かった」と謙虚に言葉を選んだ。

 この試合までチーム打率はわずか2割7厘。戦前の予想通り最下位に沈む状況に誰よりも責任を感じていたのは中田だった。「今年はみんなが一斉に調子が悪い。こんなシーズンは僕自身、初めて。誰か一人が打っても、勝てない試合は勝てない。みんなで打って、勝てるように頑張っていきたい」。後はこれを機に上昇気流に乗るだけだ。

 ヒーローインタビューでの最後に「いろいろあって(右)目が腫れてたので、腫れが引いてからこうしてヒーローになれてよかったと思います」と自虐ネタのファンサービスも忘れなかった背番号6。復活の時は近そうだ。