開幕前に思わぬアクシデントだ。巨人・丸佳浩外野手(36)が23日に都内の病院で「右大腿二頭筋筋損傷」と診断された。阿部慎之助監督(46)はこの日のロッテとのオープン戦最終戦(東京ドーム)後に「丸が『長期離脱』っていう形になっちゃったので…」と明かし、左翼には岡本を起用する可能性に言及した。

 丸は22日の同戦の走塁中に負傷。ケガの程度や個人差はあるものの太ももの筋損傷であれば、一般的に回復までには1〜3か月程度を要する。昨季はリードオフマンとして大きく貢献してきただけに、大きな痛手であることは間違いない。

 チーム内からも「丸は主軸と考えられている選手の一人で、かつ中軸を担う選手。だからこそ監督にとってもチームとしても(離脱は)痛いです。(丸の)代わりがいるかっていうとそうはいないと思いますが、完全には埋まらないにしても何人かで補い合って何とかやっていくしかない」と悲痛な声が上がった。

 ただ、今季の阿部巨人には束になって穴を埋められそうな候補が豊富にいる。例えばオコエ瑠偉外野手(27)は9日の阪神戦(甲子園)で5打数4安打1打点と猛アピール。この活躍を阿部監督も「(チームに)必要なピースだと思っている」と高く評価していた。さらにこの日、丸の代わりに「1番・左翼」で先発出場した若林楽人外野手(26)は、マルチ安打を放つなど存在感をアピールした。指揮官もオコエや若林らに対し「チャンスだと思うよ」と期待を口にした。

 2年連続のリーグ優勝、そして13年ぶりの日本一奪回を掲げる巨人。開幕直前に構想の練り直しを余儀なくされたが、この窮地をいかに乗り越えるのか、総合力が試されている。