ドジャース・大谷翔平投手(30)に二刀流復活の足音が近づいてきた。

 昨年のワールドシリーズで脱臼した左肩を手術した影響で、投手復帰プログラムは一時中断された。しかし、29日(日本時間30日)にブルペンでの投球練習を約1か月ぶりに再開させる予定で、その後はマイナーでの登板をせずにライブBP(実戦形式の練習)を経てシーズン中に投手復帰する算段。ただ、デーブ・ロバーツ監督(52)が「10月に二刀流をできることが最も重要」と話したように、照準をポストシーズンに合わせており、シーズン終盤からの投手復帰を期待している。

 もちろん慎重を期していくが、米メディア「FANSIDED」は26日(同27日)に「ドジャースの先発陣は大谷がいなくても問題ない」と指摘。「投球する腕を再び故障することはやはり大きなリスクが感じられる。しかし、ロバーツ監督はリスクを負うことを望んでいるかのようだ」と疑問視した。

 球団はサイ・ヤング賞を2度獲得したスネルら先発陣を補強。昨季は打者として史上初の「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成した大谷に、投手としての負担までかける必要はないとの主張だ。同メディアは「大谷はキャリアの中で何度も腕の故障に見舞われ、また故障することがあれば打者に専念すると公言している。ドジャースは打撃と投球のために7億ドルを支払った。ロバーツ監督は支払ったものを取り戻そうとしているようだ」と疑念を向けた。

 今後のタイムスケジュールなどからMLB公式サイトでは、今季の大谷の登板機会を「18〜20試合」と見積もられている。前出のメディアは「このような期待を聞くと、ドジャースファンは興奮するはずだが、同時に恐怖を感じるはずだ。このプランでロバーツ監督がスーパースターを使いつぶし、またケガをして投手としてのキャリアを終わらせる可能性もある」と警鐘を鳴らし続けた。

 大谷が多才すぎるだけに今後も議論は尽きなくなるかもしれない。