巨人は1日の中日戦(バンテリン)に2―3で敗れ、開幕から続いた連勝が「3」でストップした。

 先発した6年目左腕の井上温大投手(23)は7回108球を投げて5安打2失点。敵地開幕戦で超満員に膨れ上がった「完全アウェー」の中で好投したが、打線は相手打線を上回る10安打を放ちながらつながりを欠いた。阿部慎之助監督(46)は普段から井上に対して手厳しいコメントを投げかけるが、この日の試合後は「(今季の)初登板でね。(相手本拠地の)開幕戦だけど、よく頑張ったかな」と賛辞を贈った。

 敗れはしたものの、次戦以降につながる負け方でもあった。というのも、井上が7回までこらえたことでリリーフ陣を〝温存〟できたからだ。

 今カードで登板が予定される先発陣は未知数。2日の2戦目はオープン戦の5試合で防御率6・48と苦しんだ山崎伊織投手(26)、3戦目(3日)は昨季0勝の田中将大投手(36)が巨人で移籍後初登板する。不透明な部分も多いため、阿部監督も「(田中将は)5回まで投げてくれれば、救援陣もいる」と公言するなど、ブルペン陣を多く稼働することも視野に入れている。

 だからこそ、井上が先発としてイニングを稼ぎ、つぎ込んだ救援陣をバルドナードだけに抑えられたことに意味がある。杉内投手チーフコーチも「いい仕事をしたと思います」と井上に感謝。連勝は止まってしまったが、連戦をトータルで考えれば左腕の働きぶりは数字以上のものだったといえそうだ。