型破りな衣装で入場する理由とは――。新日本プロレスの高橋ヒロム(35)が連載「The Ranking」(随時掲載)でお気に入りコスチュームのトップ3を選出した。IWGPジュニアヘビー級王座を通算5度戴冠し、ジュニア界トップに君臨するヒロムは入場時の“姿”も注目を集めている。今回はド派手ウエアに目覚めたキッカケや、豪華衣装で知られる“大物歌手”とのコラボを熱望するなどプロレス界の“ファッションモンスター”がこだわりを激白した。

 ヒロムがド派手な衣装を着用し始めたのは「日本に凱旋したとき。カラフルで派手なコスチュームを意識して作ってもらった」と語るように、2016年11月に“海外武者修行”から凱旋帰国したことがキッカケ。新スタイルの“デビュー”となった17年1月4日の東京ドーム大会でIWGPジュニア王者のKUSHIDAを破り、見事に初戴冠を果たした。

 なぜ、型破りな衣装が必要だったのか。ヒロムは「自分は体が小さくてパッと見でプロレスラーだとわからないし、基本的に(観客から見て)デカいやつが印象に残りやすい。そこをあえて爆発的に派手なコスチュームを身に着けることで自分のことを覚えて帰ってほしいと思ったのが始まりだった」と明かした。

 そんなヒロムがお気に入り衣装トップ3を選出。1つ目はノアが23年2月21日に東京ドームで開催した武藤敬司の引退興行で、AMAKUSAとのシングルマッチの入場で使用したものだ。複数の目が付いていて“怪物”を想起させるデザインだ。「23年は(自ら提唱した)オールスター・ジュニア・フェスティバルもあって、他団体に参戦することも多くて、いろいろと印象に残っている」と理由を語った。

 2つ目は、24年11月22日のドラディション後楽園大会で、プロレス界のレジェンドでジュニアヘビー級の礎を築いた藤波辰爾と初めてシングルマッチで対戦したときのコスチュームという。「藤波さんとの戦いで使ったやつは印象に残っている。これは去年のだけど、デカさというか持ち運びにくさも含めて良かった」と紹介した。

 3つ目は、新日本22年1月4日の東京ドーム大会で、エル・デスぺラードとのIWGPジュニア選手権で着用したもので「理由とかは特にないけど、見た目の派手さが良い。派手なものが好きなので」と強調。ちなみに衣装のイメージはスプレーアート風。「それを口頭で伝えて、デザイナーに製作してもらっています」という。

 その一方、25年1月4日の東京ドーム大会では奇妙な着ぐるみに入り、顔だけが見える状態で登場した。その後の興行でも数回使用したというが「プロレスラーだったら入場はガウンという概念をなくそうと思って、着ぐるみを作ってもらった。だけど、デカすぎてついに持ち運べなくなってしまって…。今は封印している」と、まさかの現状を告白した。

 プロレス界のコスチュームにおいて「ライバル視している人は全くいない」と言うが、芸能界には対抗心を抱く相手がいる。「コンセプトは毎年“対小林幸子さん”というだけ。いつか小林さんと一緒に入場できたら面白いなと。叶姉妹さんを引き連れて入場できたら、こっちより目立たれそうなので、それはどうなのかなとも思うけど(笑い)。自分を超えられるのは、それぐらいかな」と野心をのぞかせた。

 今後もヒロムの戦いぶりだけではなく、入場時の衣装にも要注目だ。