日本体操協会の村上茉愛女子強化本部長が〝有力選手〟たちの現在地について言及した。

 世界選手権(10月、インドネシア・ジャカルタ)の代表選考会を兼ねたNHK杯(16日開幕、東京体育館)を前に、15日には出場選手が会場で最終調整を実施。現地で選手たちの動きを確認した村上強化本部長は「世界選手権に何度も出ている選手や今年初めて(代表に)入れるかという選手もいたりするが、自分がイメージしているよりはいい調子だなと思った」と一定の評価を下した。

 4月の全日本個人総合選手権(群馬・高崎アリーナ)ではパリ五輪代表の17歳・岸里奈(戸田市SC)が優勝。村上強化本部長も期待を寄せるエース候補に対しては「立ち振る舞いや演技の顔つきとかを見ていると、強くなったな、かっこいいなと思う。オリンピアンとして(パリ五輪で)1人だけ種目別(の決勝に)に残って独特な空気を経験できたので、何か感じ取ったところがあるんだろうなと思う。日本のトップとしてというところで、覚悟というか、強さが芽生えてきた」との見方を示した。

 昨年のNHK杯を制した宮田笙子(順大)については「全日本はいろんな心配があったけど、4種目を2日間やりきって、2日目はベースも上げてきて、改めて実力もあるなと思った。いろんな経験があると思うので、何にもとらわれずに、ただただ前を見てアピールしてほしいし、どんどん攻めていってほしい」とエールを送り、パリ五輪代表の岡村真(相好ク)には「平均台で世界選手権の代表が近い子だが、全日本の時にかなりいい演技をしていた。あれ以上のクオリティーをどこまで出してくるかが非常に楽しみ」と胸を膨らませた。

 3年後のロサンゼルス五輪団体メダルへ向けて、各選手の魅力を万遍なくチェックしているようだ。