ハマの黒船右腕が、悲劇に見舞われた虎の中継ぎエースへエールを送った。

 阪神・石井大智投手(27)が6日の阪神―オリックス戦(甲子園)の9回に2番手として救援登板したが、先頭・広岡の強烈なピッチャー返しが側頭部に直撃してしまい、担架に乗せられたまま救急車で病院へ緊急搬送。藤川監督は試合後「チームドクターに診てもらって意識もはっきりある状態。今は念のためにCTを撮るために病院に行っている。やはり脳、頭なので今の症状と今後の症状と、経過を見守らないといけないので」と右腕の現状を説明した。

 華やかさとは裏腹に、一歩間違えれば最悪の事態に陥る危険性とも隣り合わせのプロの舞台。今回の一件にいち早く反応したのはDeNAのトレバー・バウアー投手(34)だった。

 バウアーはこの日の深夜にXのアカウントへ「今夜の石井大智選手のアクシデントがとても気がかりです。無事であることと、すぐに回復することを祈っています」と投稿。自身も同時間帯に行われていた日本ハム戦(横浜)で1失点完投の力投を披露し、今季4つ目となる白星を挙げた直後だった。

 洋の東西を問わず、プレー中の不可避なアクシデントで選手生命を脅かされてきたアスリートは数多く存在する。百戦錬磨のサイ・ヤング右腕だからこそ、ともにNPBでしのぎを削り合う〝好敵手〟石井へリスペクトとエールを惜しまなかった。