ゼロワン真夏の祭典「火祭り」公式戦では、世界ヘビー級王者の田中将斗(44)がノアからの刺客・拳王(32)を撃破し、リーグ戦2位に躍り出た。この日の大会前の段階では勝ち点28で単独首位に立つ拳王を筆頭に、2位が25点の将軍岡本、21点の田中、小幡優作、宮本裕向が3位で追う展開。この日は上位勢が総崩れする中、唯一結果を残したのが田中だ。

「田中将斗の首だけを狙いに来た」と公言する拳王とバチバチの打撃戦を展開すると、場外テーブル上へのスーパーフライ、重いエルボーで追い込む。最後はこの試合4発目のスライディングDで粘る相手をねじ伏せ、勝ち点を26に伸ばした。

 試合後は即座に「杉浦貴が認めた強さ、分かっただろ!?」と拳王に問いかけた。どういうことか。「俺の中では杉浦貴とは終わったと思ってない。また組むなり、戦うなりしたい」(田中)

 東京スポーツ新聞社制定2014年度プロレス大賞で最優秀タッグ賞を受賞した名コンビ「弾丸ヤンキース」の相棒との“再会”を心待ちにしているのだ。杉浦は心臓手術のため長期欠場中だが、現パートナーである拳王と接点を持ったことで希望はつながった。弾丸児にとってこの日はデビュー24年の記念日。5度目の優勝へ一直線だ。