格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)でタレント・野沢直子(54)の長女、真珠・野沢オークライヤー(23)がシーナ・スター(34=米国)を相手に劇的なプロデビューを果たした。巧みな関節技で初勝利を挙げた真珠には壮大なる“育成計画”がスタート。『ジョシカク界』の新スター候補育成に、2人のレジェンドが立ち上がった。

 うれしいです!」。プロデビュー戦で鮮やかな勝利を挙げた真珠は、素直に歓喜を爆発させた。

 序盤から得意のスタンドで勝負に出ると、1分が経過したところでスターをグラウンドに引き込み、マウントポジションへ。そこからバレエ仕込みの柔軟性を生かした上からのフットチョークで絞め上げ、最後は腕をからめ取って腕十字固めでギブアップを奪った。

 真珠は「(寝技で)チャンスがあったので。柔術も練習してるけど(立ち技で勝負する)ゲームプランとは全然違っちゃいました」と冷静に試合を振り返った。今後さらなる期待がかかるが、榊原信行実行委員長(53)は「若い選手が育っていく姿を見せるのもRIZINです。成長のために最大限バックアップもする。真珠選手の場合はいろいろな先輩に出稽古に行ったり…」とのプランを明かした。

 これを受けた真珠も「やりたいです。いろんな方から学びたい」と笑顔を見せた。そこで浮上しているのが“IQレスラー”桜庭和志(48)とレスリング元世界女王・山本美憂(42)、2人のレジェンドレスラーへの弟子入りだ。真珠は「桜庭さんに教えてもらいたい」と話しており、桜庭も「彼女が練習をしたいというならばウエルカムです」と歓迎の姿勢だ。RIZIN関係者は「桜庭選手からは技術だけでなく、MMAで必要なスピリットを吸収してほしい」と話す。現在、桜庭のもとには所英男、村田夏南子も練習に通っており、真珠はその“チーム桜庭”に加入することになる。

 そしてこの日、待望のMMA初勝利を挙げた美憂への弟子入りは、真珠たっての希望でもある。「もともと(エメリヤーエンコ)ヒョードルが見たくてRIZINを見てたんですけど、見ているうちに美憂さんが好きになって『プロになってRIZINに上がりたい』と思ったんです。私がプロになったきっかけは美憂さん。教わりたいです!」と熱っぽく語った。

 これを聞いた美憂も「鳥肌立った!」と感動。「教えられることがあるなら教えます。むしろ私のほうが打撃を教わりたいくらいですけど。モデルみたいにキレイで強さも兼ね備えていて、ああいう選手が出てきてうれしいなって思ってたんですから」と大歓迎の姿勢を見せた。立ち技を得意とする真珠の課題はレスリングテクニックだけに、最適の指導役といえるだろう。

 練習拠点は米国に置く真珠だが「試合が決まって今回は試合の1か月前に来日しましたけど、次はもっと早く来たい。2か月前とか。そうしたらいろんな人に教わりに行けますし」と目を輝かせた。当然、RIZINサイドもバックアップを惜しむつもりはないという。まずは総合格闘技とレスリングのレジェンドから技術を吸収し、RIZIN女子のエースを目指すことになりそうだ。