「K―1 WORLD GP 2017 JAPAN」(9月18日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で「初代ウエルター級王座決定トーナメント」に出場する久保優太(29)が3日、都内で練習を公開した。

 久保は1回戦で木村“フィリップ”ミノル(23=ブラジル)と対戦する。木村は約6年前に久保に憧れて、当時住んでいた山梨から上京。かわいい後輩が相手だけに久保は「食事も一緒に行くし、正直複雑です」と苦笑いだ。それでも「ケガのリスクを避けて戦うのがトーナメントのポイント。リスクを分散させて優勝したい」とトーナメント制覇を誓った。

 公開練習ではシャドーなどで順調な仕上がりを見せたが、実は投資家としても成功を収めている。祖父・朝次さんは大手証券会社の元証券マンで「子供のころから投資の話を聞いて育った」(久保)という。「年齢的にいつまで格闘技をできるか分からないので投資もやってみよう」と思い立ち、2013年春から株取引を始めた。

 すると祖父からのアドバイスもあってメキメキ才能を発揮。「調子に乗ると痛い目に遭う。いいことが続いたら引く」という格闘技で養った“直感力”で「今年はすでに2億円くらい利益が出ている」(久保)というから驚きだ。

「投資から格闘技へのフィードバックがありました。投資は調べることが重要。先を読みながら。格闘技も同じなんです。先読みしながら対戦相手を研究する。(投資をする)前よりも、よりじっくり深く研究するようになりました」

 格闘家の本能で投資に成功したK―1ファイターは前例がない。今度は投資で養った“先読み力”でトーナメントを制覇して、初代ウエルター級王座を手中にするつもりだ。