IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)が5日、新日本プロレスの大阪大会で行われた「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、EVIL(30)に敗れ初黒星を喫し、開幕から続いていた連勝が6でストップした。

 シングル初対戦となった「キング・オブ・ダークネス」によって、快進撃がついに止められた。オカダは序盤から場外でイス上へのダークネスフォールズ(変型ボム)を浴びるなど、猛攻にさらされる。

 しかし、レインメーカー3連発を狙った最後の一撃をかわされ、ヘッドバットを食らいながらも、王者の意地で反撃に出た。EVIL(変型大外刈り)を切り返して背後に回ると、高角度ジャーマンを発射。ところがここで悪夢が待っていた。勝負を決めにいったレインメーカーに、何とカウンターのEVILを合わされてしまい万事休す。そのまま3カウントを奪われ、リング上で大の字となった。

 昨年6月に獲得したIWGP王座は現在7連続防衛中。実に約1年近くシングル戦無敗を続け、今年のG1でも開幕6連勝を飾った。7月30日の岐阜大会後は「強すぎてごめんなさい」とマイクアピールし無欠の強さを誇示。史上初の「IWGP王者として全勝優勝」という快挙も現実味を帯びていた。

 まさに向かうところ敵なしの連勝街道を突き進んでいたレインメーカーだったが、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの実力者EVILによって暗黒の世界に引きずりこまれた。

 試合後はヤングライオンに肩を借りながら無言で控室へ。マネジャーの外道も首を横に振りながら、信じがたいオカダの敗北を受け止めるしかなかった。

 一方で大金星のEVILは「俺のほうがオカダより強えんだよ。よく覚えておけ」とニヤリ。Bブロックは公式戦2試合を残し、1敗のオカダをEVILとIWGP・USヘビー級王者ケニー・オメガ(33)が2敗で追う形となっている。