女子プロレス「アイスリボン」は24日、埼玉・蕨市の事務所で緊急会見を開き、所属の未成年レスラー(19)が逮捕された事実を公表した。

 会見には佐藤肇社長(53)と取締役選手代表の藤本つかさ(33)が出席。団体側の説明によると、22日深夜に埼玉県内で未成年レスラーと、長年相談相手だったフリーの友人レスラー(25)との間にトラブルが発生した。

 その際に友人レスラーを負傷させ、近隣住人の通報によって駆けつけた警察官によって逮捕されたという。24日夜の段階でそのレスラーは同県内の警察署に留置されているため、現時点でそれ以上の詳細は不明とした。

 佐藤社長は「現役レスラーがケンカで逮捕されるという事実があり、業界関係者及びアイスリボン、プロレスを応援してくれている方々にご迷惑をおかけしたことをおわびします」と謝罪した。

 関係者によると、逮捕されたのは人気選手の一人で、その将来性を高く評価されていた。しかもこの余波は団体内にとどまりそうもない。ある男子団体の幹部が「他団体への影響も少なからずある」と指摘するように、女子プロ界でスターダムと並ぶ有力団体のアイスリボンは、所属選手だけで定期的に興行を開催するだけではなく、他の女子プロ団体や男子団体にも頻繁に選手を派遣していたからだ。

 さらに「アイドルの参入なんかもあり、最近の女子プロレスは上り調子だった。水を差すことになる」という厳しい声があるのも事実。

 藤本は「業界全体のイメージを低下させてしまったことを深くおわびします」と頭を下げたが、その波紋はプロレス界全体に広がりそうだ。