【大阪】第99回全国高校野球選手権大阪大会4回戦が24日、万博球場で行われ、「西の大砲」こと履正社・安田尚憲(3年)が今宮戦で、松井秀喜氏を抜く高校通算61号本塁打を放った。試合は履正社が9―2と8回コールド勝ちを収めた。

 選抜準Vの履正社は先制を許しながらも4回に片山(3年)、西山(2年)の適時打で逆転に成功。さらに8回無死二塁、安田のバットがついに火を噴いた。今宮・堂山の緩いストレートを軽く振り抜くと、高々と上がった打球は左中間席へ。試合を決める豪快な2ランだ。

 逆方向への一発は公式戦初。今大会は1回戦の茨木戦で通算60号が飛び出したものの、まともに勝負してもらえず、この日も3四球。ストレスを一気に吐き出すかのような一撃に「四球が続いていたので振りたかった。追い込まれての逆方向は理想通り。緩いボールを引きつけて打てた。逆方向に打つのは練習からできている。松井さんはずっと憧れの人なんで、記録として達成できてよかった」とニンマリだ。

 とはいえ、岡田監督はまだまだ不満顔で「最後はうまく1本打った。それなりの広い球場で61本打てたというのは、力がレベルアップしているとは思う。でも見逃し方がよくない。気持ちがいっていないというか、攻め込まれている」と課題も指摘した。

 この日は準々決勝以降の組み合わせ抽選があり、履正社は今春の選抜を制した大阪桐蔭と同じブロックに入った。互いに勝ち進めば、29日の準決勝で激突する。岡田監督は「桐蔭どころやないですよ」と言うが、4試合連続コールド勝ちの勢いでライバル撃破といきたい。