第99回全国高校野球選手権西東京大会は25日、神宮球場で準々決勝が行われ、早実が5―1で日本学園を下し準決勝へ駒を進めた。早実の怪物スラッガー・清宮幸太郎内野手(3年)はこの日「3番・一塁」で先発出場、2打数1安打2四球の活躍でチームの勝利に貢献した。

 注目の清宮の第1打席は四球。初回、一死一塁から外角低めのボール球を選びチャンスを広げると、6番雪山の内野安打を相手野手がはじいた隙に二塁から一気に本塁へ。好走塁を見せ2点目のホームを踏んだ。

 先頭打者で迎えた4回第3打席ではフルカウントから133キロの直球を強振。レフトの頭上を越える二塁打で打棒を見せつけると、7回の守備では無死一塁から送りバントを二塁に送球。好判断で併殺に打ち取るなど、守備でも流れを引き寄せた。

「準々決勝はこんなもんかな。秋はコールド勝ちしていたチームだけど、冬を越えてなかなか打ち崩すことは難しい」と清宮。7回の併殺プレーについては「バントで(アウト)2つは狙ってた。相手のキャッチャーが当たってたんで、このキャッチャーを何とかしたいなと。ゲッツーで流れをつかめてよかった」と話した。

 この日期待された高校通算107号は出ず、春季東京大会準々決勝から続く公式戦連続本塁打は8本でストップしたものの、「走・攻・守」三拍子揃ったプレーで集まった1万1000人の観衆を魅了した。