第99回全国高校野球選手権で各地の代表校が続々と名乗りを上げるなか、全国屈指の激戦区・大阪大会も佳境を迎えている。今春選抜覇者の“最強軍団”大阪桐蔭と、同じく準Vの履正社の「2強」はいずれも横綱相撲で他校を圧倒。順調に勝ち進めば29日の準決勝で激突する。決戦を前に大阪桐蔭のキーマンで投手、内野手、外野手の“三刀流”根尾昂(2年)を直撃した。

 ――春から成長した部分は

 根尾 甲子園を経験させてもらって試合に入り込む感覚が変わった。練習の段階から試合に向けての準備がよりできるようになっています。

 ――内、外野、投手もこなすが、今はどこに軸足を置いている

 根尾 投手の練習もしていますが、今はほぼ野手中心の練習ですね。

 ――でも選抜の優勝マウンドの感激が忘れられないのでは

 根尾 そうですね。中継ぎで投げる可能性は高いので、そこにどれだけ準備できるか。全部やらせてもらっているけど、ユーティリティーという感覚はないです。

 ――チームも選抜から公式戦負けなしが続いている

 根尾 何を目的としているか、というのがチームとしてはっきりしている。勢いを持って一戦一戦勝っていけている。この状態をキープさせるんじゃなくてもっと上を目指していければいいかな、と思います。

 ――圧倒的強さで勝ちたい

 根尾 自分たちの野球をすることが一番勝率が高い。練習からそういう意識でやっている。

 ――ストイックな印象が強いが、リラックスできる時間は

 根尾 お風呂ですかね。極端に力を抜いてリラックスしています。何も考えず…。

 ――野球のことも考えない

 根尾 それは…。野球のことは考えてます。

 ――両親が医者ということで薬の知識が豊富とか

 根尾 常備薬は持っています。欲しいと言われたら説明はしますけど、知識は…。他の選手よりはあるくらいですよ。

 ――甲子園は一度出場すると「もう一回出たい」との気持ちが強くなるとよく言われる

 根尾 そうですね。春と夏は違うんで、夏を経験したい。そこで勝つのが目標です。

 ――履正社をはじめ、ヨソも打倒・大阪桐蔭に燃えている

 根尾 僕たちは相手は関係ない。相手が何が何でも、と向かってくると思うんで、そこでどれだけ準備できるか。

 ――ところで、背番号が「7」から「10」に変わったが

 根尾 意識はない。何番でもいいです。