恋女房には頭が上がらないに違いない。広島・九里亜蓮投手(25)が56日ぶりの先発マウンドとなった28日のヤクルト戦(マツダ)で6回1失点と好投し、6勝目を挙げた。ジョンソンが左太ももの筋挫傷で離脱して巡ってきたチャンスをものにして「中継ぎであっても先発であっても変わらない気持ちで(試合に)入っていけた。打者一人ひとりと勝負するつもりでいったが、それがいい方向にいった」と満足そうに話した。   原動力となっているのは昨年4月に入籍した妻の存在だ。新婚1年目は試行錯誤の連続だったようだが「去年1年間一緒に生活して、うまくペースをつかんでくれたのかな」。食事面でのサポートは最大の活力で「今季初先発した(4月2日の阪神戦の)前日にヒレカツを作ってもらって初勝利を挙げたので、その後も先発する前日には揚げ物を作ってもらうようになった」。今回の登板でも前夜にアジフライが食卓に並んだ。   中学時代からの知り合いでもある夫人には「叱られたり褒められたり」しながら、精神面でもサポートしてもらっているという。夫婦間では野球の話で盛り上がるそうで「あまり詳しくないんだけど、思うような投球ができずに帰ったら『打たれたことを気にしてんじゃないよ』と励ましてくれる」。   球宴明けにはチームメートとの夜遊びを週刊誌で報じられたが、不問に付してくれた。「心の支えになっているし、感謝しかない」という愛妻のためにも、最高のシーズンにする。