DeNA・筒香嘉智外野手(25)の打撃に、いい兆候が表れている。
 チームは30日の巨人戦に4―5と逆転サヨナラ負けを喫してしまったが、主砲の筒香はこの試合4打数3安打3打点と大暴れ。しかも2本の適時二塁打がいずれも逆方向の一打とあって、小川打撃コーチは「(右に)シフトを敷かれても強引に引っ張るのではなく、状況に合わせてうまく対応している。逆方向に強い打球が打てるのはいい傾向」と評価した。

 昨季、打率3割2分2厘、44本塁打、110打点の筒香は、決して引っ張るだけではなく、本塁打の内訳は右方向29本、中方向3本、左方向12本と逆方向にも本塁打を打っていた。
 だが、今季は前半戦の不調もあって、ここまで15本塁打で右方向8本、中方向5本、左方向2本と逆方向への一発が減っており、球宴第1戦(14日、ナゴヤドーム)で西武の菊池から左方向に本塁打を放った時は「シーズンにとっておきたかった」と話したほど。そんなこともあり、今季は各セ球団が守備位置を極端に右に移動する「筒香シフト」が目立っていた。

 そんな中、シフト破りの長打を2本放った筒香は、打率も2割8分5厘まで上昇。この日は試合に敗れたこともあり「(左方向は)たまたまです」と言葉少なだったが、ラミレスDeNAにとって好材料と言えそうだ。