巨人は31日、育成選手の田中貴也捕手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は「63」で年俸は推定420万円。

 田中は2014年に育成ドラフト3位で入団。今年は一軍の春季キャンプやオープン戦にも抜てきされ、今季二軍戦では40試合の出場で打率2割5分3厘、0本塁打、6打点で、三軍戦は17試合で打率2割9分7厘、0本塁打、5打点の成績を残した。この日、東京・大手町の球団事務所で開かれた会見に田中と同席した鹿取GMによれば「もともとスローイングの力に定評があり、基礎体力の向上、打撃のスイング軌道の修正に取り組んだ。すべての面において成長し、ファームで十分に実戦経験も積んだと判断した」と昇格理由を語った。

 3年間のファーム暮らしで真っ黒に日焼けした田中は「送球の正確性と捕ってからの速さ。まずは守備から守れるところをアピールしたい」と意気込んだ。目指す一軍の舞台では小林がほぼ全試合で扇の要を務める。レギュラー奪取には避けて通れない壁で田中は「まずは一軍に行った時に与えられた立場で仕事をすることが今年の目標。いずれは誠司(小林)さんを抜けるように頑張っていきたい」と力を込めた。

 今季の巨人で育成から支配下を勝ち取ったのは4月中旬の篠原、今月28日の青山と増田に続いて4人目。登録期限となったこの日で巨人の支配下選手は上限の70人となった。